やっぱり天の物語を生きる。~新年の挨拶として~

新年あけましておめでとうございます。ここ静岡県富士宮市の元旦はとてもきれいな青空が広がっていました。木の花ファミリーの聖地、宮下広場まで歩き、そこからみんなでご来光を眺めました。

初日の出(木の花ファミリーの聖地、宮下広場から)


元旦の富士山です。(同じく宮下広場から)

みんなで撮った写真です。

天の物語を生きる~1年の振り返りと来年の抱負として~」でも書いた通り、今年の正月は実家には帰らずに木の花ファミリーで過ごします。昨年末、そのことを妹に伝えたら、以下のような返事が来ました。

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ブログ読みました。ちゃんとは理解できませんが、お兄ちゃんの気持ちは分かりました。私は甘えや愛着があっての人間だと思っているので、お兄ちゃんのようには生きられないと思います。人間は弱くて甘えながらも支えあっていくものと思います。そんな自分におちこんだり、ときどきはほめてあげたり、そんなものが人間らしさだと思います。木の花ファミリ―やお兄ちゃんの姿は歴史上の聖職者の姿と重なります。弱い私は今後も俗世で、今を生きますが、応援しています。
よくわからない文章で気を悪くしたらごめんなさい。
離れていてもお兄ちゃんの幸せを祈っています。よいお年を・・・


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人間が個人として生きる時、様々な特別な関係を持ちます。親子関係や夫婦、兄弟姉妹、恋人や友達など。人は、これらの関係を通して感情を育み、成長していきます。これらは、個人としての自分を育ててくれるとても大切なものです。僕にとっても両親や妹は自分を育んでくれたとても大切な存在です。その恩を忘れることはありません。ですが、これは僕個人の感情であり、大きな視点で見るとそれ以上に大切なことがあるのです。

血縁のお蔭で今、僕は生きている。それも事実ですが、それ以前に、世界が僕を生かしてくれています。宇宙や地球、太陽や雨、動物や植物、微生物など、この世界を構成するすべての要素が今この瞬間も僕を育んでくれています。僕は空であり、木々であり、山であり、土であり、水なのです。僕の中にすべての存在が息づいているのです。

天とは宇宙であり、この世界そのもの。その意思を僕は感じます。だから僕は、木の花ファミリーのみんなと天の物語を生きるのです。それはとてもわくわくする物語なのです(^-^)

僕の妹のようにこの暮らしが理解出来ない方が多いのかもしれません。それも無理のないことで、この暮らしは大いなる実験なのだと思います。個人的な感情を超え、自他の区別を超えて世界と一つになれた時、人々の関係はどのように変化するのか?どんな世界が実現するのか?人と人が心の底から繋がり調和した世界。僕らはそれを菩薩の里と表現し、ティク・ナット・ハンの言葉を借りれば、コミュニティの仏陀となるでしょう。それは今の人々の想像力を超えた世界で、こんな世界を実現させるために、僕たちは日々、心を見詰め精神性を高めているのです。

ところで、昨年11月に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次報告書から地球環境が危機的な状態にあることは明らかなのに、まだ多くの国々は経済成長を求め続けています。
財政危機の後、支援を受ける代わりに財政緊縮策を実施するギリシャでは、それに反対する野党に支持が集まり、財政再建の遅れ、それによる世界経済への影響が懸念されています。ウクライナ情勢ではロシアとヨーロッパ、アメリカが対立し、イラクやシリアではイスラム国が勢力を伸ばし、そこに参加する先進国の若者も生まれています。香港では民主派が真の自由選挙を求めデモをし、日本でも経済格差により貧困率(相対的貧困率:16.1%、子どもの貧困率16.3%)は増大し続けています。そして、在日コリアンに対するヘイトスピーチなど社会の不寛容さを現わすニュースも報道されています。

まだまだ上げたらきりがないのですが、今の社会には問題が山積みです。それはそれぞれの国や人々が自分の立場から利益を求めている結果なのではないでしょうか?そんな今の社会に対して、僕たちの暮らしは希望の光となります。自他の区別を超えた視点に立つことにより、様々な問題が生まれる種を明らかにし、そこを超えていくことを可能にします。もしあなたが今の社会に絶望しているのならば、ここを訪れてみて下さい。希望に出会うことが出来るはずです。



年越し大人ミーティングの様子です。
新年を迎えるにあたり、大晦日の晩、僕たちはいさどんのインドでの体験をあらためてみんなで共有しました(いさどんBLOG「天教山から地教山に向って」参照)。いさどんの体験はみんなの体験であり、それは天の物語でもあります。だから、インドには行っていないみかちゃんがその報告を書くことも出来るのです(「アジアが一つに、そして地球が一つに・・・インドの旅が示したものは?」を参照して下さい)。そして、その後、ともちゃんが作成してくれたスライドショー「木の花ファミリーで起きたこと2014」をみんなで観ました。太陽マヤ族尊母ナー・キン氏との出会い、高野山や玉置神社(世界の高天原)、花窟神社(はなのいわやじんじゃ)への旅、そしてインドのヒマラヤ、ハルトラビレッジオーロビル。それはすべて繋がっていて、僕たちが天の物語を生きていることを再確認させてくれました。

そして、いさどんは新年の挨拶として以下のようにメンバーに語りました。(要約です)
※いさどんBlog(2015年「船出」の年を迎えて)に全文が記載されています。



みんなに語るいさどんです。
四季の中で自然の恵みをいただき、夜に眠り朝目覚めること。こんな日常の中に宇宙の法則、つまりは神様が顕れています。カタカムナとの出会いは私たちにあらためてそのことを教えてくれました。そして、そのことを常に自覚しておくためには「謙虚」な心が大切です。自然に生かされている。自然のお蔭で生きている。その「お蔭さま」という心が、他者のため、この世界のために生きるという心を生み出します。その心が働くことで傍(はた)を楽にするのです。
人類はしばらく天を意識しない暮らしを営んできました。自分の都合で計画を立て、自分の想いを実現しようとしてきた結果、他者に対する配慮の心が薄れ、現在のような社会を創ってきました。ですが、私たちは天の仕組みに気づいたものです。気づいたものとして、その尊さを知り、無理解の中でも歩む覚悟が求められます。時代は今、変わろうとしています。一人一人の気づきと直観が働き出す時代です。その結果、人々の縁が紡がれたこのような生き方が必要となります。新しい時代のモデルとしてこの暮らしはあるのです。天然循環法により田畑を育てる私たちは、カタカムナの48音を響かせています。ですが、これはただ響かせればよいというものではないのです。日々の暮らしの中で調和の心を育み、波動量を上げて、そのネットワークを広げていく。その時、響きは相応しいものとなり有効となります。調和の心が作物や料理、子育てなど日常生活のすべてに反映されていく。それが天然循環法なのです。一人一人が当然のように高い波動量を持って、美しい響きによる有難い恵みの中で生きていける。そしてそれが当然のように展開されていく世界。そこを歩む決意こそが今年のテーマ「船出」なのです。この新年の節目に決意を確認して歩んでいきましょう。

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そんな心で迎えたお正月。夜は美味しいおせち料理をいただき、その後はみんなで遊びました。
以下、その様子を写真でお伝えしますね。


え!?びフライ。海老ではないですよ。
ライスペーパー野菜巻きです。



食事の前にお祈りをしています。
色鮮やかな海苔巻きです。
キッシュです。
天然循環法で育てられた苺と餡子による苺大福です。


食事の風景です。


体調が悪い人のためのお弁当です。

食後は子どもたちも含めてみんなで遊びました。今回はみんなでカルタ大会もしました。なぜカルタ大会をしたのか?その経緯はまっちゃんBlogの記事をご覧ください。

  カルタ団体 木の花ファミリー始動!?

  カルタ団体への道Vol.2 ~「木の花カルタ」作り~

  第1回「木の花ファミリー 大カルタ大会」開催しました!


フルーツバスケットをしています。
妖怪ウォッチのダンスを踊っています。
じゃんけん列車をしています。
カルタ大会予選の様子です。
カルタ大会決勝戦です。

カルタ大会決勝で使用した手づくりの「木の花カルタ」です。

そして、ゲームの脇では、普段、東京で美容師をしているせいたろうがみんなの髪をカットしてくれました。せいたろうは木の花ファミリーで育った子どもで今は独立しています。


えいこばーちゃんの髪をカットするせいたろう。隣にいる玲衣花もこの4月から美容師となります。

こんな感じで過ごした元日。あらためて思うのは、やっぱり天の物語を生きる です。
それは世界の物語だから、全人類に関係があることで、父さんや母さん、妹とその旦那さん、子どもたち、そして今まで出会った僕の友人たち。すべての人々の幸せに繋がる物語だと確信しています。ということで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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