ラベル 時事問題(政治) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

平和は調和の心から生まれる。

7月23日、24日と木の花ファミリーではカタカムナ研究会が開かれました。
 ※その様子はあわちゃんのウルルン木の花滞在記に掲載されています。
僕は研究会には参加していないのですが、23日の昼食を講師の芳賀さんと一緒にしました。

その時、地球暦が話題になり、芳賀さんは地球暦について以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

あれも数霊(かずだま)の一つだね。
時(トキ)の流れは一定のように思われているけれども、一人一人、その時その時違うんだよね。
楽しい時間が早く流れたり、退屈な時間はすごく長く感じたりするけれども、トキの流れが違うんだよね。「トキ」をカタカムナの単音で見ると、「ト」は統合で「キ」は発生。統合して発生することで「トキ」として動きだすのだけれども、そのためには満(ミツル)必要があるんだよね。ミツルことなく、動き出さない「トキ」もあって、それが流れに違いを生み出しています。

 カチカチカチカチカチカチ・・・・・
 カチ カチ カチ カチ ・ ・ ・ ・
 カッチ カッチ カッチ カッチ カッチ ・ ・ ・

こんなふうに「トキ」の流れが違ってくるのです。

地球暦は太陽を中心とした惑星の動きで客観的と言えますが、見る人の心で動きが変わります。そして、惑星自体、時々刻々と質量は変化し、動きは一定ではないのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

そして今日、7月26日はマヤの新年、11MENです。
木の花ファミリーでは太陽マヤ族の活動に共鳴し、祈りの祭典を行いました(詳細はこちら)。
この祭典の中で、いさどんが挨拶をしたのですが、いさどんは「トキ」ということについて語っていました。以下、いさどんの言葉(あまり正確な記憶ではありませんが)を紹介しますね。

太陽の光(式典の最中)です。


☆彡 ☆彡 ☆彡

昔太平洋に存在したと言われているムー大陸。その高度に発達した文明は、言霊としてヤマトの国(日本)にカタカムナとして伝わりました。そして、「トキ」の秘密はマヤに伝わりました。マヤ暦は宇宙の流れを察知していて、その証として、2012年12月21日、銀河の冬至と同時に終了しています。冬至は最も暗い地点です。そこを通過した今、時代は光へ向かっています。
2012年12月21日 銀河の冬至に向けて、木の花ファミリーではカルマ読みなどを通して心を磨き、それを迎える準備をしていました。そして、2011年3月、東北大震災が起きた月に地球暦に出会い、昨年マヤにも出会いました。ヤマトとマヤの出会い。これは我々が意図していることではなく、時代に流れによるものです。

産業革命以降、人々は自我(エゴ)により社会を発展させてきました。これは人間が自らの可能性を発揮するという意味で必要なプロセスでした。ですが、自我(エゴ)による社会は様々な矛盾をもたらし行き詰まりを見せています。

「トキ」は今、大きなターニングポイントを迎えています。

平和は調和の中から生まれます。調和のない中で平和を求めても、それが一つの主張になり、新たなる争いを生み出すのです。調和を生み出すことが何よりも大切なのです。

一人一人が自我(エゴ)を超えて、みんなで調和に満ちた暮らし、阿吽(あうん)の暮らしを生み出していきましょう。そんな我々の暮らしが時代の先駆けとなります。

☆彡 ☆彡 ☆彡


芳賀さんの言うとおり、「トキ」の流れはそこに関わる人々によって変化するのかもしれません。銀河の冬至という大いなる流れも、それをどう捉えるかで「トキ」が満ちないこともあるのでしょう。だけれども、それはきっと変化に至るスピードの問題で時代の流れは確実に光の方へ向っているのでしょう。その流れを掴むことで主体的に楽しんでいきたいです。

今、時代は人間に自我(エゴ)を超えることを求めています。

SEALDsによる国会前での抗議デモをはじめとして、今、安全保障関連法案に対する反対運動が活発になっています。行動を起こすということは大切なことかもしれませんが、いさどんの言う通り、調和のない中で平和を求めても、それは一つの主張になってしまい、新たな争いを生み出すのではないでしょうか?

調和は一人一人が自我(エゴ)を超えた時に実現出来ます。一人一人が自我(エゴ)を超えた視点から判断出来ているかが重要になるのです。

安全保障関連法案に関しては、「安保法制について考える前に、絶対に知っておきたい8つのこと-伊勢崎賢治『戦場からの集団的自衛権入門』から」も興味深い記事でした。ここで述べられている8つのことを紹介しますね。


1、集団的自衛権の集団は「同盟国」のみを差し、同盟国はそれぞれの国益を行使している。

2、国際貢献の際、「お金だけでは駄目」というのは勘違い

3、イラク戦争の際、「Show the flag」という言葉が自衛隊インド洋派遣の原動力になったが、
  これは派兵を求めた言葉ではなく「旗幟を鮮明にしろ」と言っただけ。

4、安部内閣は集団的自衛権を行使しないとアメリカが助けてくれないと思っているが、
  それは勘違い。


5、アメリカは日本に自衛隊派遣を求めていない。

6、集団的自衛権の行使によりイスラム圏が持っている日本の良いイメージが壊れる。

7、今現在も自衛隊は命を失う危険がある活動をしている。

8、非武装の自衛隊による真の世界貢献をしていくことが大切。
  例えばアフガニスタンの国連軍事監視団を設け、その任務に日本が名乗りを挙げる。



戦場をリアルに知っているという伊勢崎氏による意見は説得力があり、安倍政権がいかにバカな選択をしているかが描かれています。安全保障関連法案に反対の人は、冷静な視点としてこの意見を積極的に取り入れるでしょう。ですが、僕はここに書かれていることも一つの可能性に過ぎないと思っています。いろいろな人の思惑の中で現実世界は動いていて、そんなに単純にことは運ばないと思うのです。この意見に賛同する時、どんな心から賛同しているのかを見てみるといいのではないかと思いました。

いさどんは安全保障関連法案について「すべての軍備を放棄して、日本の財政再建や世界各国の貧困をなくすことに繋げたい。仮に隣国が攻めてきたら、その国が日本を支配すればいい」と語ります(「いさどんのいただきます人生」参照)。大切なのは調和の心でその心を育む覚悟なのです。僕たち木の花ファミリーのメンバーはいさどんの言葉にみんな共鳴しています。それは自分を守ろうとする心の放棄であり、自我(エゴ)を超えていく試みだからです。そこに未来に必要な姿勢を感じているのです。

平和は調和の心から生まれます。

その視点からみんなが自分の心や行動を振り返ってみるといいのかなと思います。
そうすることで、「トキ」はきっとよりスムーズに流れます。

カッチ    カッチ    カッ

という状態から

カチ カチ カチ カチ ・ ・ ・ ・

という状態へ。


式典後みんなで撮った写真です。






見えないところに究極の真理がある

7月19日、木の花ファミリーでは月に一度の食事会「恵みいただきます」が開催され多くのお客さまを迎え豊かな時間を過ごしました(当日の様子はこちら)。

今回の「恵みいただきます」のメニュー。テーマは『こころ♡つながるアジアンごはん』でした。

そして7月18日~20日、「宇宙おじさんの人生講座2 人生地図を読む」も同時開催されていました。参加者のアンケートを見るとみんな充実した時間を過ごし、自分に対する認識を深めたようでした。

人生講座の初日、社会情勢のプレゼンがあり、大人ミーティングでは安全保障関連法案に対するいさどんの見解「あなたにも問われる」が読まれました。そして、いさどんは、今、宇宙に訪れている「トキ」について語りました(「あなたにも問われる 後編」参照)。
                                 
宇宙の「トキ」を感じる際、探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の写真が送られてきているという事実はとても示唆に富んでいます(「冥王星の地表に氷の山脈」など参照)。

究極の真理(天)には心がある」にも書いているように、占星術や地球暦では、冥王星は、死と再生(破壊と創造)、究極の真理などを表します。そして、冥王星は肉眼では見えない星です。

見えないところに究極の真理があり、破壊と創造を司っているのです。

この冥王星は1930年に発見されました。その前年の1929年には世界恐慌が起き、その影響でファシズムが台頭し、世界は第2次世界大戦へ向けて進み始めていきます。究極の真理に向けて、まずは破壊が起きた。そんなふうに捉えることが出来るのではないかと思います。

そして、物理学は量子力学の時代に入っていきます。量子力学は、分子や原子、あるいはそれを構成する電子など力学を記述していきます。それはまさに見えない世界への探究と言えるでしょう。

そして今、探査機「ホライズンズ」によって冥王星の地表について新たな発見がもたらされています。それにより見えない世界への探求がそれだけ深まることが示唆されているのです。

今、この世界には様々な現象が起きていますが、それらはすべてプロセスであり、過去から未来へと続いていきます。そして、それを生み出しているのは、見えない世界、一人一人の心なのです。

例えば、安全保障関連法案ですが、先日、世論が反対する中、衆議院を通過しました。
これはとてもおかしな現象ですが、この現象は、2012年の衆議院選挙、そして昨年12月の衆議院解散総選挙での国民の選択が生み出しているのです。そして、その種は一人一人の心の中にあります。

経済成長という目先の利益を求める国民の心が安部政権を選びました。理由はそれだけかもしれません。ですが安倍首相は憲法改正を目指していて、安全保障に関して自衛隊の活動範囲を広げ、武器使用基準を緩和することは目に見えていました。つまり今の安全保障関連法案に反対ならば安部首相を選んではいけないのです。それなのに国民は安部首相を選んでおいて、今、批判をしています。とても自分勝手な国民の姿がそこにはあります。その利己心が現在の安全保障関連法案を巡る状況の種になっていて、それはその他、様々な社会問題にも言えることだと思います。

例えば、IS(イスラミックステート)について言えば、それはアメリカによるイラク戦争に遡りますが、イラク戦争の口実となった大量破壊兵器は見つかりませんでした。その奥には経済的理由が想定されていて、やはり利己心がもたらした戦争と言えるのです。

その他、東芝によって行われた不適切会計、ギリシアの財政危機を巡るEU内の対立、イランと6カ国により核協議の合意などもすべてプロセスであり、それに関わる一人一人の心がその現実を生み出しているのです。

なので、現象から宇宙の意志を知り、自分を知ることが大切になります。

 天と対話していく。

そのことにより見えないところにある究極の真理に近づいていくのでしょう。

冥王星はゴールではありません。
真理は太陽系の外にも開かれています。
より広い世界、銀河系、そして宇宙の果てへと広がっていくのです。

それは無限に続く旅。そこに心を開けば、その旅が僕らの心を育ててくれます。
そして、その育った心が豊な未来を生み出していくのです。

冒頭の「恵みいただきます」の料理はそんな豊かさの一つになっているかなと思っています。
来月は29日(土)に開催されますので、是非遊びに来て下さいね。


「恵みいただきます」終了後にみんなで撮った写真です。

そして、7月26日(土)はマヤ暦の新年11MENです。
太陽マヤ族の尊母ナー・キン氏は、イタリアのドロミティにて祈りの祭典を行います。
木の花ファミリーでは、同日午前10時より祈りを捧げる祭典を行います。
世界中のそれぞれの地で午前10時に祈りが捧げられる時、地球上に祈りのウェーブが巻き起こります。この祈りのウェーブに参加し、共に新しい時代の扉を開きませんか?
宇宙と共に生きていきましょう。 ※祭典の詳細はこちらをご覧ください。




天と対話していく。

心を磨いた結果出会うこと」に書いているように、僕には願いごとがあります。
その願いごとは個人の想いで叶えることではなくて、天の流れの中で叶っていくことなのだと思っています。なので、どうすれば叶うのかを想像することがまったく出来ません。

僕はとりあえず願いを置いておきます。そして、日々の生活を大切にしています。

天とは宇宙のこと。そして自分も宇宙の一部です。
ということは、自分の願望も、元を辿れば、天から与えられたものなのでしょう。
ではなぜ天は僕にその願望を与えているのでしょうか?
きっとそれを通して学び、心を育てることが求められているのだと思います。

なので、「叶わないから願いを捨てる」というのは違うと思います。
とはいえ、その願いに執着するのも違うと思います。

すべての出来事は自分に相応しく与えられています。
だから、願いを置いておいて、ただただ心を磨いていくことが大切なのでしょう。

それは天との対話なのだと思いました。
天から与えられた自分の願いごとや想いを通して、現実と向き合い、
その奥にある天に意思に気持ちを向けるのです。

結果を求めるのではなく、一つ一つのプロセスを楽しみ、
そこに天に意思を読み解いていくのです。
それがどんな未来を切り拓いていくのか?
それが自分の想像を超える出来事であることは間違えないでしょう。

☆彡 ☆彡 ☆彡

ところで、先日、安全保障関連法案が衆議院を通過しました。

安全保障関連法案に反対する学者の会SEALDsなどそれに反対する団体が活発に活動し、世論も反対が多数となっています(「《本社世論調査》内閣支持率急落35% 不支持51%」参照)。

多くの人が反対しているのに法案は成立していく。

そんなおかしな現象が起きているのです。

この法案については違憲という判断もあり手続き上の問題は多々あると思っています。
その問題を置いておけば、僕はこの法案について賛成でもなく反対でもありません。

大切なのは、真の平和を生み出すことであり、それは法案に対する賛成か反対かという2者択一の判断によるのではなく、その奥にある心がもたらすものなのではないでしょうか?

例えば、「戦争にNOを言う」ということが反対に理由に掲げられていますが、奥にある心が「外国のことはいいから自分の安全だけを守りたい」というものなら、それは新たな争いの火種になるのではないでしょうか?その利己的な姿勢は他者(外国)からの非難を生み出す可能性があるのです。

ならば、賛成すればよいかと言ったらそんなこともありません。今の世界には貧富の格差など構造的な問題が多々あり、その不満から戦闘が生まれています。それを武力で解決することは出来ないでしょう。法案に賛成すれば、そんな戦闘を支援することになり、それは不毛なものになりかねません。自分の利益を守る。そんな気持ちから戦闘が生まれているのです。

賛成、反対に注目するのは結果を求める心です。
そうではなく、今のプロセスを見極め、その奥にある天の心を感じることが大切だと思います。

僕は安全保障関連法案を巡る動きに時代のうねりを感じています。
天は僕らに大きな変化を求めています。

法案を進める人たちは、世論の反対に目を向けて、その現実から学ぶべきだと思います。
そして、反対運動をしている人たちは、反対しても法案が進んでいく現実から学んでいく必要があるのではないでしょうか?

どちらも天からのメッセージです。

一人一人の心の持ち方が違うからこのような現実が生まれているのではないでしょうか?

いさどんのいただきます人生「あなたにも問われる」の中で、いさ総理(いさどん)は「自分を守ろうとすることを放棄する」ように勧めています。

自分を守ろうとする心。

それは法案に賛成する人に中にも反対する人の中にもあるのではないでしょうか?
それが思い通りにならない現実を生み出し、時には争いに発展するのではないでしょうか?

自分を守ろうとする心を手放すこと。

僕は今の法案を巡るプロセスからそんな天のメッセージを感じています。

人間の力で意図的な現実を生み出す時、それに抵抗する力を生み出します。
人類はそんなふうに争いを生み出してきたのだと思います。

違う流れを生み出してみませんか?

願いや想いを置いておいて、ただただ心を磨いて、天と対話し流れを委ねる。

みんながそんな生き方をした時、この世界には人間の想像をはるかに超えた喜びが広がっていく。

僕は今、そんなふうに感じています。



見えない世界、そしてない世界を生きていく

宮ノ下広場にて

4月28日から5月1日までアウエハント静子さん(静ちゃん)と友人のモニカさんが木の花ファミリーを訪れました。2人が滞在中、なかなか天気に恵まれず富士山はずっと雲に隠れていたのですが、最終日の朝、その雄大な姿を見せてくれました。そこであわちゃんと一緒に2人を宮ノ下広場と大石寺下之坊へ案内することにしました。

当初は、ちょっと写真を撮るだけで移動していく予定でいたのですが、モニカさんの希望でしばらく宮ノ下広場で過ごすことになりました。そこで僕は草の中に寝転がっていました。



そんな僕に静ちゃんが語り掛けました。


あなたは今、雲の上で浮かんでいるんだよ。目を閉じて想像してみて。


僕は雲の上まで浮上しそのままそこで過ごしました。太陽がとても近くにあって僕は太陽の温かさを味わっていました。太陽のエネルギーは、口から僕の中に入ってきて、僕は太陽が僕の身体を創っていくのです。

僕は太陽であり太陽は僕なのです。

そんなことを感じていると静ちゃんが僕に声を掛けてきました。


今あなたが体験していることは本当のこと。本当のことよ。今の状態を充分に味わったら、ゆっくり身体の戻ってきてね。


僕はゆっくり地上に戻ってきてしばらく雲の上のいた時の余韻を味わいました。そしてその後、身体の声を聴きながらゆっくり立ち上がり動き始めました。





すると遠くで静ちゃんが手を振っているのが見えました。僕は彼女の方に歩いていき、握手をしハグをしました。






ここであらためて静ちゃんが僕に伝えます。


あなたが体験したことは本当のことだからね。あなたはこれからいつでもそこにいける。その世界はいつもこの世界と同時に存在しているのだから。毎日、少しの時間でもいいからその世界に行くようにしてね。


僕は頷きました。

その後、僕たちは大石寺下之坊へ移動しました。下之坊では今、藤の花がとてもきれいに咲いています。

大石寺下之坊の藤の花です。
藤の花がとても豊かに香っていました。僕はその香りにとても惹かれ、目を閉じて香りの世界に入っていきました。





そんな僕を見ていた静ちゃんが僕に語りかけました。


香りの世界を味わって。香りを身体全体に吸収してそしてそれを外に出していくの。


僕は彼女の言う通りにしました。そして香りの世界を楽しみました。

音が境界を越えて交わるように、香りも境界を越えていく。

そんなことを思いました。

「天然循環の暮らし(経済)」を書いた時、カタカムナで言う潜象界(ない世界)と宇宙が僕の中で繋がりました。宇宙は無限にエントロピーが増大する「ない世界」。それは3次元を超えて、現代、過去、未来を含め多次元に展開する世界。見えると同時に見えない。あると同時にない世界。そして、その宇宙が地球を生み出し、生命を生み出しています。

地球や生命。それらは目に見える存在ですが、同時に見えない存在でもあって、目を閉じた時にも豊かな世界が展開するのです。

水の流れる音に鶯(うぐいす)の囀り。そして、藤の花の香り。手に触れる大地の温もり。

目を閉じるとそれらの存在感が増してきます。目に見える世界と同時に音の世界、香りの世界、触覚の世界、そして心の世界が常に存在していて、この世界を彩っています。そして、それはきっと別の次元に開かれている。そんなふうに感じました。

視界から自由になる。

それが最近の僕のテーマになっていて、その時、静ちゃんと出会い、テーマ通りの体験をしました。とても面白く豊かな時間となりました。

ところで、「視界から自由になって大地に横になって空を飛ぶ」の中で、僕は安倍首相の米議会演説について触れました。僕は安倍首相の演説から悲壮感を感じたですが、この悲壮感はもしかしたら多くの人がそれぞれの人生の中で感じているのではないしょうか?

生きるためにはお金を稼ぐ必要がある。
お金を稼ぐためには好きでもない仕事でもする必要があるし、
他者との競争にも勝たなければならない。

僕は昔、上記のように思っていた時期がありましたが、こんなふうに思っていると、世界からゆとりや豊かさが失われていきます。きっと多くの人にとって世界はまだこのような場所で、安倍首相の演説はそれを反映していただけなのではないかと思えました。

もしそうだとしたならば、僕たちはなぜこのような世界を創り出してしまったのしょうか?
誰もそんな世界を望んではいないでしょう。

そこには多くの理由があるのでしょうが、その一つに「目に見える価値に囚われる」ということがあるのではないかと思うのです。目に見える価値を追い求めて、人々や国々は争っているのではないでしょうか?

でも本当の世界はもっと豊かで多様です。ない世界、見えない世界が同時に存在していて今を創っているのです。目に見える価値から自由になった時、濃密で豊かな世界が展開されていくのです。

そんな世界に向けて囚われから自由になる。

僕は木の花ファミリーで毎日、そのための実践をしているのです。


富士山をバックに静ちゃん(右)、モニカさん(左)と一緒に撮影。







視界から自由になって大地に横になって空を飛ぶ。

視界は世界に境界を生み出していく。

空に浮かぶ雲、そして空を飛ぶ鳥は、空から浮かび上がり別の存在として認識される。通常、それらは交じり合うことがない。

同じように、視界は、僕という存在も、他から独立した存在として浮かび上がらせる。視界は僕という人間に一つのフォルム(形・形状)を与える。僕はそのフォルムに基づいて決まった反応をしていく。視界は僕を一つの形に縛り付ける。

目を閉じて、心を澄ますと、周囲の音が身体に中に入ってくる。水の流れる音、鳥のさえずり、風の音。それらはすべて僕の身体の中で交じり合う。音は境界を越えていく。

目を閉じて近くのものを触れてみる。触れるものに境界はなく僕と繋がっている。

人の視線が気になる時がある。どう見られるのかが気になる。他者からの視点により、僕の意識は僕の姿や形に向い無駄なエネルギーを使う。

視界はたくさんの情報をくれる。生活の多くは視界に頼っているのは事実で、しかも視界は時に感動も与えてくれる。例えば、先日の「恵みいただきます」で蕎麦を調理しているやじーは超かっこよくて感動的だった(「あわちゃんのうるるん木の花滞在記:恵みいただきます(超人編)」参照)。でも、視界は情報や感動を与えてくれると同時に僕の一つ形に縛り付けていく。

そして僕は決まった反応パターンに組み込まれていく。僕は枠に覆われていく。

宮ノ下広場で横になっています。
そこから自由でありたくて、僕は身体を動かす。例えば、ぐるぐる回る。そして大地の上に寝転がる。身体に意識を向けて身体が動きたいと思う動きをしてみる。それが変な動きだったとしても。人の目を気にせずに。そんなふうにして決まった反応パターンから自由になっていく。これはずっとずっと続く取り組み。

ぐるぐる回って螺旋を描いて最終的にはきっと空を飛ぶ。

だから「空飛ぶぞ!」って呟いてみる(^-^)



なんてことを思って日々を過ごしています。

ところで今、4月29日(現地時間)に行われたアメリカ連邦議会上下両院会議における安倍総理大臣の演説が話題になっています。この演説の最後で安倍総理は「希望」という言葉を使っていますが、正直読んでいて悲壮感を感じてしまいました。

アメリカと一緒に経済成長を目指して軍備を拡張しなければ、日本は大変なことになる。

感じたのはそんな悲壮感です。

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を通して経済成長をして、自衛隊と米軍に強力で軍備を拡張していく。

要するに演説ではそういうことを言っているわけですが、そこに希望はあるのでしょうか?

僕が感じたのは悲壮感です。

そうは言っても、北朝鮮の脅威に加えて、中国は今、南シナ海の南沙諸島で埋め立てを続け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立されたし、軍事面でも経済面でも影響力を拡大しようとしている。そして尖閣諸島の問題もある。韓国では反日感情が見られ竹島の問題も抱えている。実際に大変な状況なんだよ。

こんなふうに言う人もいるかもしれません。それはそうかもしれません。でも、これは決まった反応パターンだと思うのです。集めた情報に反応しているだけなのではないでしょうか?

そもそも平和のために軍隊を持つなんておかしいことです。そのおかしいことを互いにしているから脅威がどんどん増しているのでしょう。

目を閉じて耳を澄ましてみませんか?きっと違う世界が見えるはずです。

国益を守るなんて当たり前過ぎる行動で、それはお決まりの反応パターンです。空を飛んで全体を俯瞰したならば、以下のような事実が見えるはずです。


☆彡 ☆彡 ☆彡

私たちは宇宙を旅する地球という星の上に生きています。そして、私たちは一つの太陽・一つの大地・一つの水・一つの空気・一つの風のもとに生きています。なによりも私たちは時代を共有して生きています。つまり、私たちは一つのいのちの兄弟であり、天然循環の中で地球という一つのいのちの一部を担っているのです。このように、私たちは人智をはるかに超えた大いなる宇宙の仕組みの元に生かされています。


※木の花ファミリーブログ「東洋の叡智が花開く時代~雑誌 世界建築」より

☆彡 ☆彡 ☆彡

私たちは一つのいのちの兄弟。それは日本とアメリカだけではなくて、中国や韓国、すべての国々が当て嵌まります。だから悲壮感なんて持つ必要はなくて、アメリカとだけ特別に仲良くする必要もないのです。

世界が一つになる。そのことを邪魔しているのはお決まりのパターンです。

だからまずは僕がそのパターンを超え続けます。

そうだから、「空飛ぶぞ!」って呟くのです(^-^)






人々が再生していく場所

4月12日の統一地方選挙。上野竜太郎さんはニートとして千葉市議会に立候補し、1399票獲得したそうです(BLOGSより)。15人中12位。定数の10位以内には入れなかったものの善戦と言え、ネット上では健闘を讃える声が挙がっているようです。選挙は上野さんにとって立ち直るきっかけとなったようでTwitterで以下のようなツイートをしています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今回の経験を通して「社会のゴミ」はリサイクルされ、少しマシになったようです。このペラペラの再生紙が、今後平凡な社会人として皆さまの社会に少しでも貢献出来れば幸いです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

最近の大人ミーティングでも「ごみ」という言葉が話題になっていました。木の花ファミリーメンバーも一人一人癖があり世間では「ごみ」のような存在だったと言えます。ですが、この暮らしの中でリサイクルされ、個性が輝き世の為人の為に生き始めているのです。

ちなみに「ごみ」という言葉は「護美(ごみ)」とも書けます。「ごみ」がどこから生まれるかというと、例えば大量生産による無駄から生まれています。つまり無駄になっている状態が「ごみ」と言えるのではないでしょうか?それらが生かされ好循環が生まれる時、「護美(ごみ)」となってこの世界の美しさを護るものとなっていくのでしょう。

加えてカタカムナの単音思念も見てみます。「こみ」は「満ちて転がり出る」。潜象界(ない世界)から美しく転がり出たもの。そこに濁点(余計なもの)が加わることで、「ごみ」となっているのです。ということは、余分なものをそぎ落とし本来の姿に戻る時、再び美しい「こみ」となっていくのです。

共に生き、共に語り合う木の花ファミリーは人々にそのような変化をもたらします。その暮らしはメンバーだけでなく一般の人々にも開かれていて、多くのゲストの方がここで自分を知り、成長していきます。その中でも特に、うつ病や統合失調症など心身の病や偏った生活習慣などの問題を抱える方々を受け入れる自然療法プログラム(通称:ケア)では今まで様々な奇跡が起きています。

お腹に顔を描いてみんなを楽しませてくれるわけあり女さん。
もう僕の後頭部をこすることもありません。

その奇跡の事例の一つ、わけあり女さんは先日、木の花ファミリーでの滞在1年を迎え、みんなに手紙を読んでくれました(木の花ファミリーブログ参照)。木の花に来る前は、具体が悪く近所の精神障がい者向けのデイサービスにさえ行けない状態だった彼女が、今や塾の講師として立派に働いています。そして、ここに来た当初は座っている僕の後頭部をよくすっていたお腹は見違えるほどスリムになっています。

そして、あわちゃんは自らの経験を生かし、人と人が繋がるイベントを企画しています(詳細はこちらを参照)。

こんなふうに多くのケア卒業生が、「こみ」、「護美」となって自らの存在を輝かせているのです。


ケア卒業生にメンバーが送る寄せ書きです。
ところで、自然療法プログラムでは、ケア滞在者には同室で寝泊まりをするケアサポーターがつきます。僕は今まで9名のケア滞在者のケアサポーターをしてきました。そのうちの一人、しゅうくんは今、木の花ファミリーで長期滞在し自分の新たな可能性を探しています。こんなふうにケアを卒業した人たちと共に暮らし成長し合えることが嬉しいです。

ケアサポーターの経験はとても貴重なもので自分に多くの学びを与えてくれました。自然療法プログラムでは、ケア滞在者本人の自発的な成長を大切にしています。そのためケアサポーターには、良い悪いの評価を外してただ相手のことを想い、観察し続けて見える景色を伝え続けることが求められます。それは簡単なことではなく、この過程で自分の様々な癖に気づかされます。なかなか行動に移さない相手にいらだったり、なんとかしたいと思って過度に関わってしまったり。ケア滞在者はサポーターの鏡となって、その姿を映し出してくれるのです。そしてそれはその時その時のサポーターにとって必要な学びとなっています。

例えば僕は、2011年1月から10月まで、統合失調症のSくんとサポーターとして共に過ごしました。Sくんは荷物の整理をすることが出来ず、部屋中にいろいろなものを散らかしていました(6畳間の2/3は彼のスペースになっていました)。物を収集する癖があり必要のないものを次から次へとカバンに入れ部屋に持ち込んでいました。常に大きな荷物を持って動き周り田んぼ作業に行くだけのはずなのに、まるでどこかへ2~3泊で旅行に行くようでした。どんどん物を増やして整理をすることが苦手なSくん。僕が片づけようとすると勝手にいじるなと怒ります。話しをしながら一つ一ついらないことを納得させて整理をしていく必要があります。そんな状態だったので、朝1時間、夜2時間はSくんの荷物の整理などに付き合う時間となっていました。そんな感じで過ごしていると、Sくんが目を覚ますと僕も目を覚ましたり、見当たらなくなった時には、どこにいったかなんとなく分かるようになってきました。相手にどうなって欲しいとかそういう思惑を持たずにただ一緒にいて想いを寄せる。Sくんを通してそういう精神状態を体験することが出来ました。

Sくんと出会った2011年は農事組法人木の花ファミリーを設立した年でもあり、自分の能力向上が大きなテーマになっていました。積極的に仕事を増やしていき、どんどん自分の可能性を広げていました(「世界のお金がみんなのお金になるように」参照)。僕は僕の物語を生きていて、その流れの中でSくんとも出会い学びを深めました。自分の物語をしっかり生きる。それを通して僕は自分を成長させ、そして再生させていたのだと思います。この学びは当時の僕にとって本当に必要なものでした。

ですが今の僕の学びはもっと違うものになっています。なぜなら僕は今、個人の物語を必要としていないからです。時々、それが顔を出すこともありますが、常にそれを超えていくことを目指しています。

天の物語を生きる。

今はただそれだけです。なので、ケア滞在者との関係も、そこからの学びも変化しています。それは僕個人より木の花全体、そして社会全体を意識したものとなっています。

ニュースを見ると、介護・保育・障がい者福祉サービスの統合という話題が報じられています(産経ニュースより)。一般社会でそれを実現しようとすると、制度や資格など様々な縛りがあるのでしょうが、木の花ファミリーでは生活の中でそれが実現しています。「世話する/世話される」という関係ではなく、すべての人が対等な立場で共に学びあっているのです(あわちゃんブログ木の花ファミリーブログもお読みください)。この事実が社会に与えるインパクトはとても大きなものがあるでしょう。そのことを意識して日々の出来事を大切にして学びを深めているのです。

木の花ファミリーは日々、人々が個性豊かな姿で再生していく場所です。その生活を是非、体験しに来て下さいね。これからの多くの出会いを楽しみにしています。


【イベントの紹介】

この投稿でも触れているように、木の花ファミリーの自然療法プログラムでは、病院で治らないと言われた人々が自らの力で回復していきます。それはなぜか?5月17日、そのナゾを解き明かす出張木の花塾が千葉県の船橋にて開催されます!自然療法プログラム卒業生も参加します。現代医療の限界を突破するヒント、ここにあり。病気を持つ人も持たない人も、どうぞお越しください!
出張木の花塾@船橋  欝も統合失調症もプレゼント 〜 奇跡の自然療法プログラム〜』





コミュニティの仏陀 ~個性豊かな人々の集まり~

今年は戦後70年ということで安倍首相は終戦記念日に談話を発表する予定です。その談話について、伊勢神宮を参拝した安倍首相は、年頭の記者会見で、「(戦後50年の)村山談話を含め歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいく」と表明しました。(Yahooニュース参照)

村山談話は、戦後50周年(1995年)の終戦記念日に出されたもので、日本の戦争責任を認め、それを反省し謝意を表明しています。そして、独善的なナショナリズムを排し、唯一の被爆国として世界平和に貢献していくことを誓うものとなっています。

天皇陛下も新年の感想で、先の戦争が満州事変(日本陸軍による南満州鉄道の爆破)から始まっていることに触れ、歴史から学ぶことの重要性を伝えています。(「天皇陛下のご感想」平成27年

一人一人が、歴史から人間の闇を学び、平和な社会へと繋げていくことが大切なのです。

ところで、木の花ファミリーでは1月4日(日)、サンデーモーニングの特集「”群衆”と戦後70年」をみんなで観て、みんなで語り合いました。この時話し合った内容については、みかちゃんBLOGに上手に書かれているので、そちらをお読みください。

群集心理の時代から個々の目覚めの時代へ -宇宙の秘密みかこのブログ

ここでは少し違う視点を提供出来たらと思います。

l  在日コリアンに対するヘイトスピーチ(日本)
l  イラクやシリアで勢力を拡大するイスラム国(80ヶ国 15,000人以上が参加)
l  民主的選挙を求めてデモを続けた香港の学生(最大10万人以上集まる)
l  スコットランドの独立運動(イギリス)
l  カタルーニャ地方の独立運動(スペイン)
l  極右勢力による移民排斥デモ(ドイツ)
l  白人警官による黒人射殺をきっかけにした黒人デモ(アメリカ)


今、世界各地で群衆の動きが頻発しています。この番組では、群衆の動きから、現代の世界や日本で起きている様々な問題~環境問題、貧富の格差、地域紛争など~について考えていました。

群衆については『群衆心理』(著者:ル・ボン)を参照し、以下の9つの特徴を掲げています。

(1)感染する (2)過激に走りやすい (3)衝動的である (4)暗示に弱い
(5)時に高い徳性を示す (6)国民も群衆化する (7)反復・断言に弱い
(8)群衆は同一化する (9)群衆は服従する

市民革命を経て、民主主義が浸透していく中で、群衆が歴史を動かす時代となっていきます。ですが、その心理はいまだ未熟であり、同調の心理が働き、指導者に服従する状態となっています。それは今の社会の混迷を生み出している要因の一つでしょう。

群衆は群衆心理を超えた集団になる必要があるのです。


デカルトのこの言葉により、人(精神)は、身体(物質)を自分から切り離し、分析対象とするようになります。そして近代科学が生まれ、物質生活を豊かにしましたが、精神は荒廃していきます。身体との繋がりを失った精神は世界との繋がりを失ってしまったのです。そして世界とは神そのものだから、神の存在も見失うことになります。ニーチェは『ツァラトゥストラはかく語りき』の中で「神は死んだ。私たちが殺した」と語ります。そして、その後時代が下り、虚無や人間疎外などの言葉も生まれるようになります。この状態が群衆の心理にも影響しているのだと思います。世界との繋がりを失った人々は、不安定なため同調し服従する必要があるのです。

自らの身体感覚を取り戻し、天に心を向ける。

それにより世界との繋がりを取り戻し人は安定します。安定した人と人との繋がりが、新しい集団を生み出すのです。コミュニティの仏陀を目指す木の花ファミリーは、日々そうなることを心掛けていますが、まだまだ足りない状態にあります。日々の暮らしの中で、考えずに他人と同調すること、誰も意見を言わずに場が固まってしまうこともあります。

では、どうすればよいのでしょうか?

一度、木の花ファミリーを離れ戻ってきたかとけんは、以前と比べて、重たい場でも自由に発言が出来るようになっています。何が変わってきたのか?かとけんは以下のように話してくれました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

かとけん(大町ビレッジにて)
自分はもう固まるだけ固まった。もうこれ以上それをする必要はない。一昨年の10月、木の花ファミリーを離れた時は、自分はもう終わったと思った。どん底の体験をした。あの頃は、意識が全部、自分に行っていた。なんとかしようとしてもどうすることも出来なかった。でも今は違う。場が固まっている時でも、この場を面白く展開するためのシナリオが自然と湧いてくる。気持ちが内にこもらずに、とてもフリーな状態。自分に囚われなくなっている。

☆彡 ☆彡 ☆彡

かとけんはどん底を知ることで余計なプライドを手放したのだと思いました。そして、自分に対する囚われが弱まり自由になっているのでしょう。デカルトの「コギト(我思う)」は人間を世界から切り離すだけでなく、自意識過剰な状態ももたらしたのかもしれません。それを克服することも大切な要素なのだと思いました。

※かとけんはファミリー通信Vol.79に登場しています。是非、こちらもお読みください。


さて、1月4日は帰省していて木の花ファミリーにいないメンバーも多くいました。そこで、昨晩あらためて「”群衆”と戦後70年」をみんなで観ました。以下はその後のいさどんの話です。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今の時代になぜ群衆心理について考える必要があるのでしょうか?例えば、コマーシャルを観て下さい。それは完全にマインドコントロールの手段となっています。コマーシャルにはメッセージが巧妙に入っているのです。美しい映像、例えば、幸せな家庭の映像が流れます。そこではみんなが笑顔で楽しそうにしています。それを観ていると、家を買いましょうということが言われます。ローンを組みましょうと勧誘が始まります。ローンは一生の話。一生、お金に縛られるようになります。お金を使いましょう。お金を使って幸せになりましょう。次から次へとそのようなメッセージが流れてきます。テレビを観ていて思考が停止している状態では、誘導されてしまいます。そこに何の罪も感じないでしょう。僕たちはここにいて、今の経済や環境問題について理解しています。テレビで魅力的な商品が紹介されていたとしても、それが世界に与える影響を知っています。だから、自分の心をコントロールしています。今日、花祭りの練習を観ていて、あらためてここの暮らしの豊かさを感じました。この生活は世の中の流れに翻弄されていません。独自の歩みを続けています。他にこのような場所はないのではないでしょうか?

安倍総理は年頭所感で、「輝かしい日本を取り戻す」と述べています。まだ経済成長を夢見ているのです。今は厳しい時代です。環境破壊は深刻で、生活を根本的に変えなければならない時が来ています。文明周期説で見ても今は大きな変化の時です。それは一人一人が自分で考え、人間の尊厳を考えて生きて行く時代で、価値観は完全に変わります。その時、木の花ファミリーの暮らしはデータとなって新しいモデルとなっていることでしょう。

それを思う時、胸を張って生きていけます。これから先この暮らしはもっと大事となるでしょう。その自覚を持って日々を過ごしていくことです。自分の価値を自分で創っていきましょう。

☆彡 ☆彡 ☆彡

それを聴いたともちゃんは以下のように言いました。

☆彡 ☆彡 ☆彡
ともちゃん@出航祈念祭(2014年11月)

今の人たちは、自分の頭で思考して変になっています。頭の使う位置が違うのだと思います。直観が大切です。そして謙虚であることが大切なのだと思います。今朝、いさどんは「僕には、他人や世界を変えることは出来ない。自分は無力なもの。無力だからこそ、天意を顕していける」と話してくれました。無力であることを誰よりも知っているから謙虚で深く学んでいくのだなと思いました。過去に悟りを啓いた人たちは個人で悟りを啓きました。個人で悟ることはその人の枠の中で出来ることであり、個人の努力の問題です。私は個人では悟ることは出来ないと思ったのです。でも、コミュニティの仏陀を目指すならば、みんなと一緒に悟るのならば出来ると思いました。足りないところを助け合って、一つを表現していく。そういうことをこれからやっていくのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

戦後70周年。冒頭の安倍首相や天皇陛下の言葉は、一人一人が謙虚に振り返ることの大切さを伝えています。ですが、安部首相は同時に「経済を最優先にする」と述べ、「輝かしい日本を取り戻す」とも述べています。そして、先の衆議院選挙でも多くの政党が経済成長について触れていました。政治家たちの意識転換はまだまだ遠い状態にあるようです。僕たちは先に時代の流れにのり変化していきます。

群衆は同一化し一人一人の個性が生かされません。これからの集団は、お互いに助け合い、一人一人の個性が充分に活かされるものとなるでしょう。一人一人が正直に自分の気持ちを出し、素直に相手の言葉を受け取ります。そして、すべては善きことのためにあると信じます。出来事を謙虚にいただき、その意味するところを考えていきます。その実践に積み重ねる中で、自分への関心を弱め、他人や世界に気持ちを向けていけるようになるでしょう。その先にきっとコミュニティの仏陀が立ち顕れます。そんな未来が楽しみです(^-^)




衆議院解散と木の花ファミリーの暮らし

ある日の大人ミーティングの様子です。
木の花ファミリーでは毎晩、大人メンバー全員が集う「大人ミーティング」を行っています。大人ミーティングでは、日々の連絡事項から一人一人の心のこと、この宇宙の神秘に及ぶまで様々なことをみんなで話し合い学びあいます。みんなで共に暮らすためには、心を合わせることが重要で、この大人ミーティングはそのための核としてずっと機能しています。昨晩、ひとみちゃんから、その大人ミーティングで衆議院解散について話そうという提案があり、みんなで話し合いました。そして話し合いのきっかけとして、まず僕から以下のような説明をしました。


☆彡 以下、説明のための用意しておいたメモからの転記です ☆彡

今後の日程
  • 衆議院解散 1121
  • 衆議院選挙 122日告知 1214日投開票


衆議院解散とは?
  • 司法(裁判所)、立法(国会)、行政(内閣)の三権分立を踏まえて、内閣が国会に対して持つ権利。※国会は内閣に対して不信任決議案の権利を持つ。


なぜ解散するか? (安倍首相の言葉)
  • 7月~9月期GDP速報値が実質年1.6%減という数字。2四期連続のマイナス。
  • それを受けて消費税率の引き上げ時期を、201510月から20174月に先伸ばしをする。
  • それは大きな決断なので、国民の信を問う必要がある。加えて、アベノミクスについての判断も国民に仰ぎたい。


この理由がおかしい理由
  • 消費税の増税についてはもともと景気を見て判断すると明記されている。増税の見送りは、それほど大きな政策の変更とは言えない。


問題点
  • 本来、1130日まで続く予定だった臨時国会が21日で終了してしまう。→審議できない法案(女性活躍推進法案など)が生じる。
  • 選挙費用が700億円掛かる。


想定される本当の目的
  • 衆議院の任期はあと2年だが、今、再選されたら、今後の任期は4年になる。国民の信を得る形で長期政権となることが出来る。
  • お金に関する不祥事があったが、それほど傷口は大きくない。だが現状は、景気の低迷などのマイナス要因がある。それが広がる前に、国民の70%が反対している消費税の増税を延期した上で解散をする。そうすることで自民党に有利になる。
    ※野党は選挙の準備ができていないと言われている。

☆彡 メモはここまで ☆彡


僕からの説明を受けて、田んぼ隊のまこっちゃんがさらに詳しい話をしてくれました。まこっちゃんは3年間の引きこもり経験があり、その間に政治について沢山調べていました。その知識を余すところなく披露し、その知識の広さにみんなを感動していました。

話しの中で、以下のことを確認し合いました。
  • 日本のトップの立場にある人が自分の都合で動いている。
  • そして、そういう人を選び、生み出しているのは国民一人一人であるということ。
  • 国民一人一人の意識レベルが今の政治を創り出し、それは機能していない。
  • それだからこそ、木の花ファミリーで一人一人が自分の視点を超えて、みんなで共に生きていくことに意味があり、その実践が世界へ向けたメッセージになる。

そんな流れの中で、みかちゃんがホワイトボードを使って話し始めました。
そして話は、「クニツクリ」「マツリゴト」へと発展していきます。

みかちゃんが描いたホワイトボードです。


政治とは「国づくり」で、「クニ」をカタカムナの単音思念で見ていくと、
「ク」は自由、潜象界の意志を表し、「二」は定着することを表します。
そうすると「クニ」とは、「潜象界の自由な意志が定着したところ」となります。
潜象界とは「ない世界」であり、この世の現象を生み出す元で、神さまの世界です。
神さまの中でも、宇宙の創造を司り、宇宙そのものと言えるのがアメノミナカヌシさまです。そのアメノミナカヌシさまの意志を通し、現象世界に顕すことで1本の芯が通るのです。ですが、今の政治には、そのような観点はなく、バラバラの状態になっています。
アメノミナカヌシさまの存在を感じ通すこと。それがとても重要なのです。
そして、政治とは「マツリゴト」です。世界観を顕す「お祭り(お祀り)」でも書いた通り、「マツリ」は豊穣への祈り、感謝を起源とし、宗教的でもあり、政治的でもあり、経済的でもあり、社会的でもある総合的な取り組みです。「マツリ」の「マ」には、この世界の真実「真(マ)」を入れて芯を通す必要がありますが、現在は個人個人の欲望である「魔(マ)」が入ってしまっています。そのためお祭りにも政治(マツリゴト)にも人々を束ねる力がないのです。

木の花ファミリーの暮らしは、現象世界にアメノミナカヌシさまの意志を通し、「マツリ」の「マ」を「真」にするための実践です。木の花ファミリーも一つのクニと言えます。世界の縮図が日本という説がありますが、僕たちはその説を踏まえ、木の花ファミリーをさらにその日本の縮図と捉え、日々を営んでいます。

僕たちの心が一つに揃わないこと。それがバラバラな世界を顕しています。
心を揃え、調和の心の元にみんなで暮らすこと。
それが出来る時、その心は波動となって世界に広がっていきます。

このようになった時、宗教(信仰心)や政治、経済、これらすべては社会に組み込まれ、みんなが繋がり一つの暮らしを生み出します。その暮らしは安心安全な暮らしで一人一人の個性が輝く暮らしです。

そんな社会へ向けて、日々の出来事から自分を振り返り、みんなで共有していく。
木の花ファミリーの暮らしはそんなふうに営まれています。

ちなみにみかちゃんも「宇宙の秘密みかこのブログ」の中でこの日の大人ミーティングについて触れています。良かったら読んでみて下さいね。

Your left Slidebar content. -->