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視界から自由になって大地に横になって空を飛ぶ。

視界は世界に境界を生み出していく。

空に浮かぶ雲、そして空を飛ぶ鳥は、空から浮かび上がり別の存在として認識される。通常、それらは交じり合うことがない。

同じように、視界は、僕という存在も、他から独立した存在として浮かび上がらせる。視界は僕という人間に一つのフォルム(形・形状)を与える。僕はそのフォルムに基づいて決まった反応をしていく。視界は僕を一つの形に縛り付ける。

目を閉じて、心を澄ますと、周囲の音が身体に中に入ってくる。水の流れる音、鳥のさえずり、風の音。それらはすべて僕の身体の中で交じり合う。音は境界を越えていく。

目を閉じて近くのものを触れてみる。触れるものに境界はなく僕と繋がっている。

人の視線が気になる時がある。どう見られるのかが気になる。他者からの視点により、僕の意識は僕の姿や形に向い無駄なエネルギーを使う。

視界はたくさんの情報をくれる。生活の多くは視界に頼っているのは事実で、しかも視界は時に感動も与えてくれる。例えば、先日の「恵みいただきます」で蕎麦を調理しているやじーは超かっこよくて感動的だった(「あわちゃんのうるるん木の花滞在記:恵みいただきます(超人編)」参照)。でも、視界は情報や感動を与えてくれると同時に僕の一つ形に縛り付けていく。

そして僕は決まった反応パターンに組み込まれていく。僕は枠に覆われていく。

宮ノ下広場で横になっています。
そこから自由でありたくて、僕は身体を動かす。例えば、ぐるぐる回る。そして大地の上に寝転がる。身体に意識を向けて身体が動きたいと思う動きをしてみる。それが変な動きだったとしても。人の目を気にせずに。そんなふうにして決まった反応パターンから自由になっていく。これはずっとずっと続く取り組み。

ぐるぐる回って螺旋を描いて最終的にはきっと空を飛ぶ。

だから「空飛ぶぞ!」って呟いてみる(^-^)



なんてことを思って日々を過ごしています。

ところで今、4月29日(現地時間)に行われたアメリカ連邦議会上下両院会議における安倍総理大臣の演説が話題になっています。この演説の最後で安倍総理は「希望」という言葉を使っていますが、正直読んでいて悲壮感を感じてしまいました。

アメリカと一緒に経済成長を目指して軍備を拡張しなければ、日本は大変なことになる。

感じたのはそんな悲壮感です。

環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を通して経済成長をして、自衛隊と米軍に強力で軍備を拡張していく。

要するに演説ではそういうことを言っているわけですが、そこに希望はあるのでしょうか?

僕が感じたのは悲壮感です。

そうは言っても、北朝鮮の脅威に加えて、中国は今、南シナ海の南沙諸島で埋め立てを続け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立されたし、軍事面でも経済面でも影響力を拡大しようとしている。そして尖閣諸島の問題もある。韓国では反日感情が見られ竹島の問題も抱えている。実際に大変な状況なんだよ。

こんなふうに言う人もいるかもしれません。それはそうかもしれません。でも、これは決まった反応パターンだと思うのです。集めた情報に反応しているだけなのではないでしょうか?

そもそも平和のために軍隊を持つなんておかしいことです。そのおかしいことを互いにしているから脅威がどんどん増しているのでしょう。

目を閉じて耳を澄ましてみませんか?きっと違う世界が見えるはずです。

国益を守るなんて当たり前過ぎる行動で、それはお決まりの反応パターンです。空を飛んで全体を俯瞰したならば、以下のような事実が見えるはずです。


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私たちは宇宙を旅する地球という星の上に生きています。そして、私たちは一つの太陽・一つの大地・一つの水・一つの空気・一つの風のもとに生きています。なによりも私たちは時代を共有して生きています。つまり、私たちは一つのいのちの兄弟であり、天然循環の中で地球という一つのいのちの一部を担っているのです。このように、私たちは人智をはるかに超えた大いなる宇宙の仕組みの元に生かされています。


※木の花ファミリーブログ「東洋の叡智が花開く時代~雑誌 世界建築」より

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私たちは一つのいのちの兄弟。それは日本とアメリカだけではなくて、中国や韓国、すべての国々が当て嵌まります。だから悲壮感なんて持つ必要はなくて、アメリカとだけ特別に仲良くする必要もないのです。

世界が一つになる。そのことを邪魔しているのはお決まりのパターンです。

だからまずは僕がそのパターンを超え続けます。

そうだから、「空飛ぶぞ!」って呟くのです(^-^)






人々が再生していく場所

4月12日の統一地方選挙。上野竜太郎さんはニートとして千葉市議会に立候補し、1399票獲得したそうです(BLOGSより)。15人中12位。定数の10位以内には入れなかったものの善戦と言え、ネット上では健闘を讃える声が挙がっているようです。選挙は上野さんにとって立ち直るきっかけとなったようでTwitterで以下のようなツイートをしています。

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今回の経験を通して「社会のゴミ」はリサイクルされ、少しマシになったようです。このペラペラの再生紙が、今後平凡な社会人として皆さまの社会に少しでも貢献出来れば幸いです。

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最近の大人ミーティングでも「ごみ」という言葉が話題になっていました。木の花ファミリーメンバーも一人一人癖があり世間では「ごみ」のような存在だったと言えます。ですが、この暮らしの中でリサイクルされ、個性が輝き世の為人の為に生き始めているのです。

ちなみに「ごみ」という言葉は「護美(ごみ)」とも書けます。「ごみ」がどこから生まれるかというと、例えば大量生産による無駄から生まれています。つまり無駄になっている状態が「ごみ」と言えるのではないでしょうか?それらが生かされ好循環が生まれる時、「護美(ごみ)」となってこの世界の美しさを護るものとなっていくのでしょう。

加えてカタカムナの単音思念も見てみます。「こみ」は「満ちて転がり出る」。潜象界(ない世界)から美しく転がり出たもの。そこに濁点(余計なもの)が加わることで、「ごみ」となっているのです。ということは、余分なものをそぎ落とし本来の姿に戻る時、再び美しい「こみ」となっていくのです。

共に生き、共に語り合う木の花ファミリーは人々にそのような変化をもたらします。その暮らしはメンバーだけでなく一般の人々にも開かれていて、多くのゲストの方がここで自分を知り、成長していきます。その中でも特に、うつ病や統合失調症など心身の病や偏った生活習慣などの問題を抱える方々を受け入れる自然療法プログラム(通称:ケア)では今まで様々な奇跡が起きています。

お腹に顔を描いてみんなを楽しませてくれるわけあり女さん。
もう僕の後頭部をこすることもありません。

その奇跡の事例の一つ、わけあり女さんは先日、木の花ファミリーでの滞在1年を迎え、みんなに手紙を読んでくれました(木の花ファミリーブログ参照)。木の花に来る前は、具体が悪く近所の精神障がい者向けのデイサービスにさえ行けない状態だった彼女が、今や塾の講師として立派に働いています。そして、ここに来た当初は座っている僕の後頭部をよくすっていたお腹は見違えるほどスリムになっています。

そして、あわちゃんは自らの経験を生かし、人と人が繋がるイベントを企画しています(詳細はこちらを参照)。

こんなふうに多くのケア卒業生が、「こみ」、「護美」となって自らの存在を輝かせているのです。


ケア卒業生にメンバーが送る寄せ書きです。
ところで、自然療法プログラムでは、ケア滞在者には同室で寝泊まりをするケアサポーターがつきます。僕は今まで9名のケア滞在者のケアサポーターをしてきました。そのうちの一人、しゅうくんは今、木の花ファミリーで長期滞在し自分の新たな可能性を探しています。こんなふうにケアを卒業した人たちと共に暮らし成長し合えることが嬉しいです。

ケアサポーターの経験はとても貴重なもので自分に多くの学びを与えてくれました。自然療法プログラムでは、ケア滞在者本人の自発的な成長を大切にしています。そのためケアサポーターには、良い悪いの評価を外してただ相手のことを想い、観察し続けて見える景色を伝え続けることが求められます。それは簡単なことではなく、この過程で自分の様々な癖に気づかされます。なかなか行動に移さない相手にいらだったり、なんとかしたいと思って過度に関わってしまったり。ケア滞在者はサポーターの鏡となって、その姿を映し出してくれるのです。そしてそれはその時その時のサポーターにとって必要な学びとなっています。

例えば僕は、2011年1月から10月まで、統合失調症のSくんとサポーターとして共に過ごしました。Sくんは荷物の整理をすることが出来ず、部屋中にいろいろなものを散らかしていました(6畳間の2/3は彼のスペースになっていました)。物を収集する癖があり必要のないものを次から次へとカバンに入れ部屋に持ち込んでいました。常に大きな荷物を持って動き周り田んぼ作業に行くだけのはずなのに、まるでどこかへ2~3泊で旅行に行くようでした。どんどん物を増やして整理をすることが苦手なSくん。僕が片づけようとすると勝手にいじるなと怒ります。話しをしながら一つ一ついらないことを納得させて整理をしていく必要があります。そんな状態だったので、朝1時間、夜2時間はSくんの荷物の整理などに付き合う時間となっていました。そんな感じで過ごしていると、Sくんが目を覚ますと僕も目を覚ましたり、見当たらなくなった時には、どこにいったかなんとなく分かるようになってきました。相手にどうなって欲しいとかそういう思惑を持たずにただ一緒にいて想いを寄せる。Sくんを通してそういう精神状態を体験することが出来ました。

Sくんと出会った2011年は農事組法人木の花ファミリーを設立した年でもあり、自分の能力向上が大きなテーマになっていました。積極的に仕事を増やしていき、どんどん自分の可能性を広げていました(「世界のお金がみんなのお金になるように」参照)。僕は僕の物語を生きていて、その流れの中でSくんとも出会い学びを深めました。自分の物語をしっかり生きる。それを通して僕は自分を成長させ、そして再生させていたのだと思います。この学びは当時の僕にとって本当に必要なものでした。

ですが今の僕の学びはもっと違うものになっています。なぜなら僕は今、個人の物語を必要としていないからです。時々、それが顔を出すこともありますが、常にそれを超えていくことを目指しています。

天の物語を生きる。

今はただそれだけです。なので、ケア滞在者との関係も、そこからの学びも変化しています。それは僕個人より木の花全体、そして社会全体を意識したものとなっています。

ニュースを見ると、介護・保育・障がい者福祉サービスの統合という話題が報じられています(産経ニュースより)。一般社会でそれを実現しようとすると、制度や資格など様々な縛りがあるのでしょうが、木の花ファミリーでは生活の中でそれが実現しています。「世話する/世話される」という関係ではなく、すべての人が対等な立場で共に学びあっているのです(あわちゃんブログ木の花ファミリーブログもお読みください)。この事実が社会に与えるインパクトはとても大きなものがあるでしょう。そのことを意識して日々の出来事を大切にして学びを深めているのです。

木の花ファミリーは日々、人々が個性豊かな姿で再生していく場所です。その生活を是非、体験しに来て下さいね。これからの多くの出会いを楽しみにしています。


【イベントの紹介】

この投稿でも触れているように、木の花ファミリーの自然療法プログラムでは、病院で治らないと言われた人々が自らの力で回復していきます。それはなぜか?5月17日、そのナゾを解き明かす出張木の花塾が千葉県の船橋にて開催されます!自然療法プログラム卒業生も参加します。現代医療の限界を突破するヒント、ここにあり。病気を持つ人も持たない人も、どうぞお越しください!
出張木の花塾@船橋  欝も統合失調症もプレゼント 〜 奇跡の自然療法プログラム〜』





コミュニティの仏陀 ~個性豊かな人々の集まり~

今年は戦後70年ということで安倍首相は終戦記念日に談話を発表する予定です。その談話について、伊勢神宮を参拝した安倍首相は、年頭の記者会見で、「(戦後50年の)村山談話を含め歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいく」と表明しました。(Yahooニュース参照)

村山談話は、戦後50周年(1995年)の終戦記念日に出されたもので、日本の戦争責任を認め、それを反省し謝意を表明しています。そして、独善的なナショナリズムを排し、唯一の被爆国として世界平和に貢献していくことを誓うものとなっています。

天皇陛下も新年の感想で、先の戦争が満州事変(日本陸軍による南満州鉄道の爆破)から始まっていることに触れ、歴史から学ぶことの重要性を伝えています。(「天皇陛下のご感想」平成27年

一人一人が、歴史から人間の闇を学び、平和な社会へと繋げていくことが大切なのです。

ところで、木の花ファミリーでは1月4日(日)、サンデーモーニングの特集「”群衆”と戦後70年」をみんなで観て、みんなで語り合いました。この時話し合った内容については、みかちゃんBLOGに上手に書かれているので、そちらをお読みください。

群集心理の時代から個々の目覚めの時代へ -宇宙の秘密みかこのブログ

ここでは少し違う視点を提供出来たらと思います。

l  在日コリアンに対するヘイトスピーチ(日本)
l  イラクやシリアで勢力を拡大するイスラム国(80ヶ国 15,000人以上が参加)
l  民主的選挙を求めてデモを続けた香港の学生(最大10万人以上集まる)
l  スコットランドの独立運動(イギリス)
l  カタルーニャ地方の独立運動(スペイン)
l  極右勢力による移民排斥デモ(ドイツ)
l  白人警官による黒人射殺をきっかけにした黒人デモ(アメリカ)


今、世界各地で群衆の動きが頻発しています。この番組では、群衆の動きから、現代の世界や日本で起きている様々な問題~環境問題、貧富の格差、地域紛争など~について考えていました。

群衆については『群衆心理』(著者:ル・ボン)を参照し、以下の9つの特徴を掲げています。

(1)感染する (2)過激に走りやすい (3)衝動的である (4)暗示に弱い
(5)時に高い徳性を示す (6)国民も群衆化する (7)反復・断言に弱い
(8)群衆は同一化する (9)群衆は服従する

市民革命を経て、民主主義が浸透していく中で、群衆が歴史を動かす時代となっていきます。ですが、その心理はいまだ未熟であり、同調の心理が働き、指導者に服従する状態となっています。それは今の社会の混迷を生み出している要因の一つでしょう。

群衆は群衆心理を超えた集団になる必要があるのです。


デカルトのこの言葉により、人(精神)は、身体(物質)を自分から切り離し、分析対象とするようになります。そして近代科学が生まれ、物質生活を豊かにしましたが、精神は荒廃していきます。身体との繋がりを失った精神は世界との繋がりを失ってしまったのです。そして世界とは神そのものだから、神の存在も見失うことになります。ニーチェは『ツァラトゥストラはかく語りき』の中で「神は死んだ。私たちが殺した」と語ります。そして、その後時代が下り、虚無や人間疎外などの言葉も生まれるようになります。この状態が群衆の心理にも影響しているのだと思います。世界との繋がりを失った人々は、不安定なため同調し服従する必要があるのです。

自らの身体感覚を取り戻し、天に心を向ける。

それにより世界との繋がりを取り戻し人は安定します。安定した人と人との繋がりが、新しい集団を生み出すのです。コミュニティの仏陀を目指す木の花ファミリーは、日々そうなることを心掛けていますが、まだまだ足りない状態にあります。日々の暮らしの中で、考えずに他人と同調すること、誰も意見を言わずに場が固まってしまうこともあります。

では、どうすればよいのでしょうか?

一度、木の花ファミリーを離れ戻ってきたかとけんは、以前と比べて、重たい場でも自由に発言が出来るようになっています。何が変わってきたのか?かとけんは以下のように話してくれました。

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かとけん(大町ビレッジにて)
自分はもう固まるだけ固まった。もうこれ以上それをする必要はない。一昨年の10月、木の花ファミリーを離れた時は、自分はもう終わったと思った。どん底の体験をした。あの頃は、意識が全部、自分に行っていた。なんとかしようとしてもどうすることも出来なかった。でも今は違う。場が固まっている時でも、この場を面白く展開するためのシナリオが自然と湧いてくる。気持ちが内にこもらずに、とてもフリーな状態。自分に囚われなくなっている。

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かとけんはどん底を知ることで余計なプライドを手放したのだと思いました。そして、自分に対する囚われが弱まり自由になっているのでしょう。デカルトの「コギト(我思う)」は人間を世界から切り離すだけでなく、自意識過剰な状態ももたらしたのかもしれません。それを克服することも大切な要素なのだと思いました。

※かとけんはファミリー通信Vol.79に登場しています。是非、こちらもお読みください。


さて、1月4日は帰省していて木の花ファミリーにいないメンバーも多くいました。そこで、昨晩あらためて「”群衆”と戦後70年」をみんなで観ました。以下はその後のいさどんの話です。

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今の時代になぜ群衆心理について考える必要があるのでしょうか?例えば、コマーシャルを観て下さい。それは完全にマインドコントロールの手段となっています。コマーシャルにはメッセージが巧妙に入っているのです。美しい映像、例えば、幸せな家庭の映像が流れます。そこではみんなが笑顔で楽しそうにしています。それを観ていると、家を買いましょうということが言われます。ローンを組みましょうと勧誘が始まります。ローンは一生の話。一生、お金に縛られるようになります。お金を使いましょう。お金を使って幸せになりましょう。次から次へとそのようなメッセージが流れてきます。テレビを観ていて思考が停止している状態では、誘導されてしまいます。そこに何の罪も感じないでしょう。僕たちはここにいて、今の経済や環境問題について理解しています。テレビで魅力的な商品が紹介されていたとしても、それが世界に与える影響を知っています。だから、自分の心をコントロールしています。今日、花祭りの練習を観ていて、あらためてここの暮らしの豊かさを感じました。この生活は世の中の流れに翻弄されていません。独自の歩みを続けています。他にこのような場所はないのではないでしょうか?

安倍総理は年頭所感で、「輝かしい日本を取り戻す」と述べています。まだ経済成長を夢見ているのです。今は厳しい時代です。環境破壊は深刻で、生活を根本的に変えなければならない時が来ています。文明周期説で見ても今は大きな変化の時です。それは一人一人が自分で考え、人間の尊厳を考えて生きて行く時代で、価値観は完全に変わります。その時、木の花ファミリーの暮らしはデータとなって新しいモデルとなっていることでしょう。

それを思う時、胸を張って生きていけます。これから先この暮らしはもっと大事となるでしょう。その自覚を持って日々を過ごしていくことです。自分の価値を自分で創っていきましょう。

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それを聴いたともちゃんは以下のように言いました。

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ともちゃん@出航祈念祭(2014年11月)

今の人たちは、自分の頭で思考して変になっています。頭の使う位置が違うのだと思います。直観が大切です。そして謙虚であることが大切なのだと思います。今朝、いさどんは「僕には、他人や世界を変えることは出来ない。自分は無力なもの。無力だからこそ、天意を顕していける」と話してくれました。無力であることを誰よりも知っているから謙虚で深く学んでいくのだなと思いました。過去に悟りを啓いた人たちは個人で悟りを啓きました。個人で悟ることはその人の枠の中で出来ることであり、個人の努力の問題です。私は個人では悟ることは出来ないと思ったのです。でも、コミュニティの仏陀を目指すならば、みんなと一緒に悟るのならば出来ると思いました。足りないところを助け合って、一つを表現していく。そういうことをこれからやっていくのです。

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戦後70周年。冒頭の安倍首相や天皇陛下の言葉は、一人一人が謙虚に振り返ることの大切さを伝えています。ですが、安部首相は同時に「経済を最優先にする」と述べ、「輝かしい日本を取り戻す」とも述べています。そして、先の衆議院選挙でも多くの政党が経済成長について触れていました。政治家たちの意識転換はまだまだ遠い状態にあるようです。僕たちは先に時代の流れにのり変化していきます。

群衆は同一化し一人一人の個性が生かされません。これからの集団は、お互いに助け合い、一人一人の個性が充分に活かされるものとなるでしょう。一人一人が正直に自分の気持ちを出し、素直に相手の言葉を受け取ります。そして、すべては善きことのためにあると信じます。出来事を謙虚にいただき、その意味するところを考えていきます。その実践に積み重ねる中で、自分への関心を弱め、他人や世界に気持ちを向けていけるようになるでしょう。その先にきっとコミュニティの仏陀が立ち顕れます。そんな未来が楽しみです(^-^)




衆議院解散と木の花ファミリーの暮らし

ある日の大人ミーティングの様子です。
木の花ファミリーでは毎晩、大人メンバー全員が集う「大人ミーティング」を行っています。大人ミーティングでは、日々の連絡事項から一人一人の心のこと、この宇宙の神秘に及ぶまで様々なことをみんなで話し合い学びあいます。みんなで共に暮らすためには、心を合わせることが重要で、この大人ミーティングはそのための核としてずっと機能しています。昨晩、ひとみちゃんから、その大人ミーティングで衆議院解散について話そうという提案があり、みんなで話し合いました。そして話し合いのきっかけとして、まず僕から以下のような説明をしました。


☆彡 以下、説明のための用意しておいたメモからの転記です ☆彡

今後の日程
  • 衆議院解散 1121
  • 衆議院選挙 122日告知 1214日投開票


衆議院解散とは?
  • 司法(裁判所)、立法(国会)、行政(内閣)の三権分立を踏まえて、内閣が国会に対して持つ権利。※国会は内閣に対して不信任決議案の権利を持つ。


なぜ解散するか? (安倍首相の言葉)
  • 7月~9月期GDP速報値が実質年1.6%減という数字。2四期連続のマイナス。
  • それを受けて消費税率の引き上げ時期を、201510月から20174月に先伸ばしをする。
  • それは大きな決断なので、国民の信を問う必要がある。加えて、アベノミクスについての判断も国民に仰ぎたい。


この理由がおかしい理由
  • 消費税の増税についてはもともと景気を見て判断すると明記されている。増税の見送りは、それほど大きな政策の変更とは言えない。


問題点
  • 本来、1130日まで続く予定だった臨時国会が21日で終了してしまう。→審議できない法案(女性活躍推進法案など)が生じる。
  • 選挙費用が700億円掛かる。


想定される本当の目的
  • 衆議院の任期はあと2年だが、今、再選されたら、今後の任期は4年になる。国民の信を得る形で長期政権となることが出来る。
  • お金に関する不祥事があったが、それほど傷口は大きくない。だが現状は、景気の低迷などのマイナス要因がある。それが広がる前に、国民の70%が反対している消費税の増税を延期した上で解散をする。そうすることで自民党に有利になる。
    ※野党は選挙の準備ができていないと言われている。

☆彡 メモはここまで ☆彡


僕からの説明を受けて、田んぼ隊のまこっちゃんがさらに詳しい話をしてくれました。まこっちゃんは3年間の引きこもり経験があり、その間に政治について沢山調べていました。その知識を余すところなく披露し、その知識の広さにみんなを感動していました。

話しの中で、以下のことを確認し合いました。
  • 日本のトップの立場にある人が自分の都合で動いている。
  • そして、そういう人を選び、生み出しているのは国民一人一人であるということ。
  • 国民一人一人の意識レベルが今の政治を創り出し、それは機能していない。
  • それだからこそ、木の花ファミリーで一人一人が自分の視点を超えて、みんなで共に生きていくことに意味があり、その実践が世界へ向けたメッセージになる。

そんな流れの中で、みかちゃんがホワイトボードを使って話し始めました。
そして話は、「クニツクリ」「マツリゴト」へと発展していきます。

みかちゃんが描いたホワイトボードです。


政治とは「国づくり」で、「クニ」をカタカムナの単音思念で見ていくと、
「ク」は自由、潜象界の意志を表し、「二」は定着することを表します。
そうすると「クニ」とは、「潜象界の自由な意志が定着したところ」となります。
潜象界とは「ない世界」であり、この世の現象を生み出す元で、神さまの世界です。
神さまの中でも、宇宙の創造を司り、宇宙そのものと言えるのがアメノミナカヌシさまです。そのアメノミナカヌシさまの意志を通し、現象世界に顕すことで1本の芯が通るのです。ですが、今の政治には、そのような観点はなく、バラバラの状態になっています。
アメノミナカヌシさまの存在を感じ通すこと。それがとても重要なのです。
そして、政治とは「マツリゴト」です。世界観を顕す「お祭り(お祀り)」でも書いた通り、「マツリ」は豊穣への祈り、感謝を起源とし、宗教的でもあり、政治的でもあり、経済的でもあり、社会的でもある総合的な取り組みです。「マツリ」の「マ」には、この世界の真実「真(マ)」を入れて芯を通す必要がありますが、現在は個人個人の欲望である「魔(マ)」が入ってしまっています。そのためお祭りにも政治(マツリゴト)にも人々を束ねる力がないのです。

木の花ファミリーの暮らしは、現象世界にアメノミナカヌシさまの意志を通し、「マツリ」の「マ」を「真」にするための実践です。木の花ファミリーも一つのクニと言えます。世界の縮図が日本という説がありますが、僕たちはその説を踏まえ、木の花ファミリーをさらにその日本の縮図と捉え、日々を営んでいます。

僕たちの心が一つに揃わないこと。それがバラバラな世界を顕しています。
心を揃え、調和の心の元にみんなで暮らすこと。
それが出来る時、その心は波動となって世界に広がっていきます。

このようになった時、宗教(信仰心)や政治、経済、これらすべては社会に組み込まれ、みんなが繋がり一つの暮らしを生み出します。その暮らしは安心安全な暮らしで一人一人の個性が輝く暮らしです。

そんな社会へ向けて、日々の出来事から自分を振り返り、みんなで共有していく。
木の花ファミリーの暮らしはそんなふうに営まれています。

ちなみにみかちゃんも「宇宙の秘密みかこのブログ」の中でこの日の大人ミーティングについて触れています。良かったら読んでみて下さいね。

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