人生とは場創りである

大切なのは場創り。富士浅間木の花祭りには外からもお客様が訪れます。その人たちに来て良かったなと思って貰えるように、何かを感じて貰えるようにすることが大切です。そのために僕たちは極めていくのですが、それは単純に技術的なことを究めていくのではなく、心を究めていくのです。

「大切なのは心だね」

そのことが伝わるように日常をしっかりと送り魂を込めていくのです。

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これは木の花祭り開催前のいさどんの言葉ですが、この言葉を聴いて、場創りとは他者のために生きることであり、人生とは場創りなのだと思いました。

「場が人を癒す」ことがあります。そんな場所についてカタカムナでは「イヤシロチ」と呼ばれていて、船井幸雄さんの著書『イヤシロチ-万物が蘇生する場所がある』では以下のように説明されています。

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「イヤシロチ」というコトバを御存知ですか。「イヤシロチ」に対するコトバを「ケガレチ」といいます。この二つのコトバは、これから流行語になりそうに思います。
 イヤシロチというのは、ほとんどの人や動物、そして植物がそこにいると気分のよくなる土地、いわゆる癒される土地のことなのです。
 ケガレチは、その逆の土地のことで、ともに語源は古代日本人(カタカムナ人)が使っていたコトバから出てきた…といわれています。(転載終了)


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他者のために。

そう思った時、特定の他者を想定すると視点が狭くなり、囚われとなる恐れもあります。ですが、場を同時に意識していれば、視点は時空を無限に広げていくことが出来ます。そして、場が健全になれば自ずと人は癒されるのです。だから常に場作りを心掛けていくことが大切なのです。

視点を場に持って行くと自分からも離れることが出来ます。そして健全な場は人を癒すのだから、自分自身も癒されます。自分のことを考えなくても、場を意識していれば、自ずと自分のためにもなるのです。

自他の区別を超えてみんなのために。

場創りを意識していればそんなふうに生きることが出来るのです。

そんなことを確認し臨んだ木の花祭りが1月27日に開催され、みんなで一つのうねりを生み出しました。このお祭りには世界各地(海外21ヵ所、国内79ヵ所)からご清水を送っていただいていますが、祭事の前にはそれらを釜戸の中で融合させます。今回その儀式を行った後、ひろっちは以下のような想いを発信しています。

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先程、かまちゃんサポートの元、世界各地、日本全国から届けられた清水を、釜にて融合させていただき、ただ今火にかけて温めています。
 
いつもの事ですが、この瞬間は、何とも言葉で言い表し難いものがあります。
 
世界中、日本中の神々様、精霊様達がここ富士の麓にお集まりになり、一つに融合していくのです。

空を飛び海を渡り、陸を通って、遥か遠くの精霊が集まっておられるのです。
 
釜の中の水は、何処からどう見ても一つです。

そこには堺も何もありません。完全に一つに解け合い混ざり合っているのです。

まさに世界が一つになっていく弥勒の世界を完璧に表現しています。

そしてそこにはそれを届けてくださった沢山の皆様の想いも入っています。

この祭りの意味に賛同する人の想いが祈りが願いが集まり、そして一つになっていきます。

手に取り、釜に注いでいく一つ一つの水がとっても重いです。
その様を目の当たりにしてシビレます。あまりに尊くて、そして有り難くて涙が出ます。
 
本当に痺れます。
何とも大切な事をさせられていると実感します。
 
ありがとうございます。
ありがとうございます。
勿体のうございます。
 
惟神(かんながら)たまちはえませ

でわ舞庭で会いましょう。



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釜戸で融合され「弥勒の世界」を表現するご清水は、祭りのクライマックス「湯ばやし」の舞で湯だわしを使い一斉に振りまかれ場を清めていきました。そして、祭り終了後には湯だわしを絞ったご清水を川に流しましたが、それによりご清水は「調和の響き」を持って地球と一つになっていきました。

祭りでは様々な個性、役割の人がご清水のように一つに溶け合ってうねりを生み出しますが、それがこの空間をイヤシロチにしていきます。場創りということに関して言えば、個人的には至らないところはありましたが、みんなが生み出したうねりがそれを洗い流し大きな動きを生み出していきました。みんなで一人一人の未熟を超えていく。それは世を治めるマツリゴト(政)にも求められることであり、毎年のことながらこのような場を生み出し続けること、そして広げていくことの大切さを改めて感じました。

木の花祭りは年の一度の晴れの舞台ですが、晴れの舞台を生み出しているのはその準備であり、そして日々の日常です。日常が晴れの舞台に奥行を与えているのです。だから毎日、何でもないように思える日でも場創りを意識することが大切なのです。それは今、自分がいる場に何をもたらしているかを自覚することから始まります。

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私たちは自らが美しい響きを響かせ、美しい響きのものを生産し、そして健全に生きていく。それを社会に還元し、社会を健全にしていくのが私たちの生きる本当の目的です。

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上記は昨年の収穫感謝祭にていさどんが語った言葉ですが、木の花祭りも同じ目的の下に行われています。毎日を健全に生きて、この場に美しい響きを生み出し、それを社会に広げていくのです。祭りの場で一つに融合し、そして世界に還っていくご清水はその象徴と言えます。

だからこそ日常から魂を込めて生きること。そしてみんなと一つになっていくこと。そのことを忘れずに成長し続けて、それが更なるうねりへと繋がっていくように。心掛けて生きていこうと思っています。

人生とは場創りである。

それは今この場に一人一人が美しい響きを響かせることです(^-^)

「湯ばやし」です。



融合したご清水が場に振りまかれ場を清めました。

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