心の水爆を爆発させ水爆をなくす

先日、「意識とは量子フィールドである」という記事を読みました。とても興味深かったので、ここに全文を引用します。

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ここでいう意識とは、思考や感情のことではありません。
前回書いた、思考や感情に気づいている、観察している側の、本質的な意識のことです。

この意識は、私個人のものでも、あなた個人のものでもありません。

人類のものでもなく、地球上の生命の全てというだけもでなく、文字通り「全て」に共通している意識のことです。

「量子フィールド」は量子物理学の用語。
量子論の父と呼ばれるマックス・プランクは「量子フィールドとは意識のことである」と言っていたそうです。

「全ての存在は”フィールド”、つまり場で互いにでつながり合っている」

と説明されますが、私は

「全ての存在はフィールドそのものである」

と思っています。

つまり、意識とは「全て」そのもの。


「私の意識」とか「あなたの意識」ではなくて、みんなで共有しているのですね。

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このマックス・プランク氏は「意識は物質よりも根源的で、物質は意識の派生物に過ぎない」という言葉も残しています。僕は、「全て」そのものである意識が自らを認識するためにこの現象世界が生み出されたのだと思っています。自らの思考や感情もこの認識の対象であり、思考や感情の奥に本当の自分がいて、その自分は全宇宙と一体でありヒビキあっているのです。そこに気づくことが悟りであり、「大町道中記④ ~どこまでも無限に続く道」でいさどんが語っていることはそのような状態の表れでしょう。以下、文章を引用します。

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銀河は、円になっている。人間が世界観を広げ、スケールの大きな意識で語るとね、その円の中心が「ざわざわざわー」っとするんだよ。つまり、こちらの悟りに、銀河が反応するんだよ。人間が悟るということは、宇宙に対してそのくらい刺激を与える。人間とは、それだけの存在なんだよ。

そのくらいのスケールで生きたいものだと思う。事実、人間は銀河の物理的作用に対して影響力がある。本当に、銀河がふわふわ~っと、波打つんだよ。「銀河が波打つ」と言うと、人間のスケールからしたらものすごく巨大なことでしょう?

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自分は全宇宙と一体で不滅の存在。そんな視点に立つ時、目の前の出来事に右往左往せずに、物事の変遷を見ていくことが出来ます。今、核兵器は人類の脅威となっていますが、核兵器についてもそのような視点から捉えていたいと思っています。先日、ノーベル平和賞の授賞式がありましたが、そこで被爆者であるサーロ節子さんは以下のような言葉を述べています。

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今年七月七日、世界の大多数の国々が核兵器禁止条約の採択に賛成した時、私は喜びでいっぱいになりました。私はかつて人類の最悪な側面を目撃しましたが、その日は最良の側面を目撃したのです。私たち被爆者は七十二年の間(核兵器が)禁止されることを待ち続けてきました。これを核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか。

~ 中略 ~

私は十三歳の時、くすぶるがれきの中に閉じ込められても、頑張り続けました。光に向かって進み続けました。そして生き残りました。いま私たちにとって、核禁止条約が光です。この会場にいる皆さんに、世界中で聞いている皆さんに、広島の倒壊した建物の中で耳にした呼び掛けの言葉を繰り返します。「諦めるな。頑張れ。光が見えるか。それに向かってはっていくんだ」

今夜、燃え立つたいまつを持ってオスロの通りを行進し、核の恐怖という暗い夜から抜け出しましょう。どんな障害に直面しようとも、私たちは進み続け、頑張り、他の人たちとこの光を分かち合い続けます。この光は、かけがえのない世界を存続させるために私たちが傾ける情熱であり、誓いなのです。 


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核保有国が「安全保障環境の現実を無視している」と核兵器禁止条約を批判し、ノーベル平和賞授賞式への大使の出席を見送る中、サーロ節子さんは力強く核兵器廃絶の必要性について語りました。核兵器禁止条約や今回のノーベル平和賞は、世界をリードしてきた国々の自国優先の本音を浮き彫りにしています。そして現実は、北朝鮮の核開発やトランプ大統領のよるイスラエルの首都エルサレム認定で核の脅威は増大しています。その奥には様々な国や民族の利害関係が複雑に絡み合っていて解決は困難を極めています。ですが、サーロさんは光があると言っています。そして僕も同じように思っています。

今年、木の花ファミリーでは爆発の年と銘打っています。そして、今年の9月、いさどんに心の水爆という言葉が浮かび以下のように語っています。

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それはプロセスも何もいらないんだよ。だってそうじゃん。人間の思考回路を見てごらんよ。すべてにプロセスがあり、こういう原因があってこういう経緯でこの結果になって、というのが連続して、ずーっと物語を刻んでいるんだよ。それは宇宙の法であり、何かと言ったら因果の法則を立証しているわけだ。原因があってそれにふさわしい結果が起きて世界はこのようになってるんですよ、と。
ということは、現状が良くないものであるとしたら、そこから抜け出るにはどうしたらいいか。こうするとこうなるからああしてこうして・・・などと頭を回しても、それは今の結果を作ってきたのと同じ思考回路だから、結局同じ結果になるんだよ。そうではなく、この思考回路の物語をここで爆発させて、終わらせるということだ。

「わかったぞ!だからこうしよう」なんてことを繰り返していても、結局は同じことなんだよ。そこで爆発させると、物語が終焉を迎える。だから、これは言わば小型の水爆。霊的水爆だよ。


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今、世界の情勢を見ると、それぞれの民族、宗教、国家の利害関係が複雑に絡み合っていて解きほぐすことが不可能のようにも思えます。そして地球環境を見ると、大量のマイクロプラスティックのよる海洋汚染、化石燃料による大気汚染が広がり気候が大きく変動しています。今の世界を創って来た物語、そのプロセスの延長に解決策があるようには思えません。生命は何度か大量絶滅を経験して来ていますが、それはそれまでのプロセスをリセットし、新たな物語をスタートするために起きたことなのではないかと思います。そして、時代はそのような段階に来ていて、核兵器はその象徴として生まれたのはないかと思うのです。ならば、人類は絶滅を迎えるのかと言ったら、必ずしもそうではないと思っています。心を爆発させてリセットすればいいのです。そして新しい物語を始めればいいのです。意識は物質よりも根源的。心がリセットしたら、物質のリセットは必要なくなり、物質は自ずから変化していきます。だから心の水爆、霊的水爆が突破口となるのです。それは今までの大量絶滅を超える瞬間でもあります。

身体を持って、何かを感じ思考している自分。それが自分だと思っていたら、心の爆発は恐怖となります。爆発して何もかもなくなってしまうことを恐れます。ですが、本当の自分は思考や感情の奥にいて、全宇宙とヒビキあって進化し続けているのです。その地点に立てば、水爆が爆発しても消えることはありません。それはリセットというプロセスの一つであり、そこから新しい物語が生まれていくのです。

感情を持ち思考している自分。その自分を離れて変遷を見ていく時、変化変容を続けるこの宇宙の物語が見えてくるのです。日々、そこに意識を向けることが今の現実を突破する光となる。僕はそう信じて生きていきます。






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