「命には囚われない」という悟り

今年のノーベル経済学賞は、行動経済学の研究を進めた米シカゴ大学のリチャード・セイラ―教授に授与されました。行動経済学は、経済学に心理学の理論や分析を応用した学問ですが、人間の非合理な側面を解析し、経済理論を構築していきます。行動経済学の研究は、2002年、2013年のノーベル経済学賞の対象になっていて今回で3回目。近年、注目を集めているようです(今年のノーベル経済学賞『行動経済学』は何が凄いのか参照)。僕自身、昨年の2月、「人間性が経済を生み出す」で行動経済学を紹介していますが、これは人間の反応パターンを知るという意味ではとても有益な学問だと思っています。

例えば、行動経済学の知見の一つにプロスペクト理論というものがあるそうです。それによると人は、同じ変化の大きさであれば、「プラスに触れる」ことよりも「マイナスに触れる」ことに、より敏感に反応します。

「50%の確立で5,000円が当たります。同時に50%の確立でハズレが出て、その場合、2,000円支払う必要があります。」

上記は経済的には”お得”な賭けなのですが、多くの人はこの賭けを避けると言います。それは2,000円を失うことを恐れる気持が、5,000円を得る期待を上回るからです(人は失う恐怖に弱い参照)。

失う恐怖から行動を避ける。行動の結果、何かを得られる場合でも。

それは経済的活動だけでなく人生の様々な場面で人間に起きる反応なのだと思います。そして、それはこの世界に停滞を生み出す一因となっています。

話しは変わって。

台風21号が猛威を振るっていますが、その台風について、ようこちゃんといさどんは以下のような会話をしました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

ようこ:

昨日の夜、台風21号に思いを馳せていたら、突然地球の悲しみや痛みがわたしにうつってきて、涙が止めどなくあふれた。そのときに、「台風の勢力を沈めようとするよりも、私たち一人ひとりの心を正常にするしかない」ということを改めて感じた。そうしたら、今も急に地球の悲しみがわたしにうつってきて、涙が出てくる。

いさどん:

文ちゃんが勧めた映画を昨日観たけれど、あれは「猿の惑星」のようなストーリーで、人類が地球にとって、いわば悪の存在だ。最終的には人類を破滅させるようなストーリーで、だから他の星へ行って暮らしているという結末だった。あの映画ではそのような人類の悪説が語られていて、実際に今、アメリカの姿勢にしても、日本の姿勢にしても、北朝鮮の姿勢にしても、中国の姿勢にしても、ロシアの姿勢にしても、どこをとっても、地球にとって悪だ。それぞれが自己主張していて、地球に優しい波動を出すことがない。結局、アフリカでも自然が破壊され、自然に還ることを忘れている。

そこで今、必要なことは、地球に優しい生き方だ。エコビレッジなどといったものは、結局人間にとって都合のよい生き方だ。だから最終的に、人間には「命には囚われない」という悟りが必要だ。


☆彡 ☆彡 ☆彡

そして、いさどんとようこちゃんは、カタカムナ5首6首を奏上し地球を想い、地球に優しい響きを響かせました。それを受けて、僕らみんなもそれぞれの場所でカタカムナ5首6首を奏上しました。物理的対策をしっかりとすると共に地球の心を向けることを大切にしました。そして、昨晩、みんなでひまわりホールに集まり、先日、大鹿窪遺跡で奏上されたカタカムナの映像を観ました。そこで、欲の心に囚われず、ただただ自らをきれいにすることを誓いました。

今、地球環境を見ても世界情勢を見ても大変な時代を迎えていますが、それは人間の心、自我が生み出したものです。そのため自我の元に状況を改善しようとしても、それは自分都合となり、物事を悪化させていくのです。

昨日、衆議院選挙がありました。どの党も世の中を良くするためのことを語っています。ですが、お互いにいがみ合っています。良くするためのことを語りながらお互いにいがみ合っているのです。それが自我の生み出す響きでありこの世界を創っていきます。

世界を良くしようと思っていても、自我が生み出す反応パターンに飲み込まれていると
それは自分都合のものとなり、結果、不調和な響きを発することになるのです。そこで冒頭に挙げた行動経済学のプロスペクト理論ですが、これも自我が生み出す反応パターンで自分都合のものと言えます。そういう反応パターンをすべて自覚し超えていくこと。究極はいさどんの言う、「命には囚われない」という悟り。そこに達した時、個人の人生という囚われから解放され、時代の流れ、宇宙と一体となって生きていけるのだと思います。

その地点はきっと究極の喜び。

そこへ向けて日々心を磨こう!!!と思いました(^-^)

大鹿窪遺跡でカタカムナを奏上したみんな



0 コメント:

Your left Slidebar content. -->