天に昇り太陽に心を向ける

なかのんが進むとそのままズトンと落ちる」で僕はいさどんの以下の言葉を紹介しました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

何のために文章を書いているのか?

全体のためでなく自分のため、自分のこだわりになり始めている。

変に力が入っている。だから疲れる。

余分な力を入れずにもっとニュートラルになることが大切。

なかのんの中では今でも地球は平らになっている。

だからなかのんが進むということはそのままズドンと落ちるということ。

☆彡 ☆彡 ☆彡


これは「分からないことの先に無限の広がりがある」に対するフィードバックですが、
この言葉から僕が感じたことをもう少し詳しく書いておこうと思います。

「地球が平」というのは天動説の時代であり、
その頃の人類にとって地球が宇宙の中心でした。
地球とは体験の場所であり、地球暦や占星術では「自分」を表す惑星です。
つまり「なかのんの中では今でも地球が平」というのは、
僕が自分中心の視点になっているということです。
自分中心の視点となり自分で物事を進めようとしていたのです。
この状態では、周りが見えなくなるので、
ズトンと落ちる。
つまりはなんらかの滞りに出会うということです。

だから僕は天に昇ると書きました。

天に昇り地球を見れば、
地球が丸く、様々な惑星との関係の中で存在していることが見えてきます。
それは自分の実態を知る体験です。

この時、自分が何よりも太陽の存在に生かされていることが見えてきます。
いさどんは僕にそういう視点を大切にするように伝えてくれたのです。




ということで、僕は天の昇り、この世界で起きることを眺めます。
すると、タイのプミポン国王死去のニュースが目につきました。

僕の友人でアジアの動きに詳しい川崎大輔くんはこのことを以下のように書いています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

タイにとうとうこの日が来たかって感じです。

 プミポン国王死去。88歳で、70年間も国民の厚い信頼と人気があったので、
タイもいよいよ本当の時代の転換期を迎えます。

これによって直近ではタイの経済活動の停滞など影響は1カ月ほどあります。

会社と学校など1週間程度の休みになる可能性が出てます。
70年前は国民が半年ほど、喪に服してたと聞いています。
これからは誰も経験したことのない長い時間が始まります。

また軍が政治に介入しそうです。テロが起きて戒厳令、
クーデターなどの可能性もあります。
直近では空港がテロの対象になっている話も流れてきています。
みなさまお気をつけください。

最終的には、後継者問題でまた国が真っ二つになると考えられます。

王位継承の発表は皇太子で、現在は出ているようです。

タクシンももう我慢できずに帰るでしょう。
皇太子から恩赦をもらうよう働きかけるのでますます混沌とします。

タイが安定しないとその周辺国にも影響が及びます。
ASEAN諸国が不安定になりやすい状況であることは免れません。

混沌とした感じのひとときです。そして、アセアンの転換期でもあります。

国王は全てのタイ国民に尊敬され精神的支えのような存在でした。

御冥福をお祈りするとともに、この転換期を無事に乗り越えられますよう。


合掌



☆彡 ☆彡 ☆彡

プミポン国王はタイ国民の精神的支え、太陽のような存在でした。
その国王が亡くなったのですから、人々が動揺し、不安定になる可能性があります。
ですが、タイ国民にはもう一つの太陽があります。それは仏さまの教えです。

昨年の12月5日、プミポン国王誕生日の日、いさどんはタイでスピーチをしました。
以下はその一部です。

☆彡 ☆彡 ☆彡

皆さん、こんにちは。わたしは今、とても幸せな気持ちです。
それはなぜかと言うと、今日、この場に出会えたからです。
わたしはいつも幸せを願って生きています。
それは自分の幸せではありません。
全ての地球生命が輝いて幸せでいることを願っているのです。

わたしは日本の富士山麓にある木の花ファミリーから来ました。
わたしたちのコミュニティが始まってから21年になります。
わたしはこれほど皆の心がつながって調和がとれているところを他に知りません。
その理由を考えてみますと、
わたしたちは富士山麓で自然と調和することを常に考え生きてきました。
富士山は日本人の心の柱です。
そして、わたしたちにはブッダの伝えてくれる精神があります。
その二つの柱に支えられ、木の花ファミリーはとても幸せな生活をしています。

そして、はじめに伝えましたように、わたしの心は今、とても幸せです。
皆さん、それはなぜだかわかりますか?
皆さんには、今日お誕生日を迎えられたプミポン国王という大きな山がありますね。
国王様、お誕生日おめでとうございます。
そして、皆さんにも生活の柱となるブッダの精神があります。
ですから、わたしは日本の木の花ファミリーにいるときと
同じような幸せをここで感じているのです。

 ~ 中略 ~

最初に、わたしは日本の富士山から来ましたと皆さんに伝えましたが、
その前にわたしは地球から来ました。そして宇宙から来ました。
では皆さん、宇宙はどこにありますか?
宇宙は今、皆さんのいるここにあります。
皆さんの心の柱であるブッダの精神は宇宙そのものです。
ですから、ブッダイコール宇宙です。皆さんも宇宙人ですよね。
そして、その境地に至れば皆さんもブッダなのです。

「仏の悟りは仏のためにあらず。仏の悟りは一切衆生のためにあり。」
お釈迦様はこの精神をわたしに伝えてくれました。
そして、その精神を生きて、その心をこの世界に示しなさいと言われました。
それで、富士山麓に木の花ファミリーという理想郷を創ったのです。
木の花ファミリーは宗教団体でも寺院でもありませんが、
寺院のように人々が道を求め、宗教団体のように人々が集う場です。
そして、それは自らの悟りを求める道ではなく、皆で共に極める道です。
時代は、個人の悟りの時代から人類全体の悟りの時代へ移行しています。
他者の喜びを自らの喜びとして生きる菩薩の里――
そのような場がこれからの時代のあり方であり、
そのように人々が生きることができれば、真に尊く美しい世界が自ずと表現されるのです。
わたしはここにいる皆さんと共にそのような理想世界を創っていきたいと願っています。




☆彡 ☆彡 ☆彡

ブッダの精神とは宇宙そのもの。つまりは宇宙の法則です。
それは人類共通の太陽であり、柱です。
そこに意識があれば、どのような困難も乗り越えていけるのです。

太陽はいつも教えてくれています。

木の花ファミリー通信Vol.87」には以下のような記述があります。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今、世界中で様々な問題が起きています。
例えばどこか遠い国で起こるテロは、
自分とは関係のないものだと思うでしょうか。
地震や台風のような天変地異は、
人間にはどうすることもできない自然の驚異だと思うでしょうか。

私たちの生きる地球は、太陽の導きの元にあります。
太陽は常にその心を送り続け、人間がそこから外れれば、
それにふさわしい現象を地球上に起こし、
「気付きなさい」とメッセージを送っています。
今世界で起きていることの現実を知り、
自分のしていることがそこにどのような影響を及ぼしているのか
ということが観えた時に初めて、人は変化の道を歩み始めます。

~ 中略 ~

これまでは物理的豊かさを追い求め、
医療も経済も拡大していくことばかりが善しとされる時代でしたが、
本当に必要なものだけを選んでいく、そぎ落としの時代に入ったのです。
それは世の中が大きく歪んでいた分、いっときは痛みを伴うかもしれません。
けれどもその先に、生きていることそのものに豊かさを感じられる世界があるのです。

この世界には、流れがあります。
出来事の表面ではなく、その奥に心の目を向ける時、
全ての出来事の背後を常に変わることなく流れ続ける、
大きな流れがあることが観えてきます。
自らの立ち位置を離れ、その流れに乗って生きると、
不思議なほど色々なことが連鎖し、とんとん拍子に物事が進み、
自力で何かを成し遂げようとしていた時には
想像もできなかったような世界が現れるのです。
その流れの中では、余分なものは自然とそぎ落とされ、
人々の中に眠る無限の可能性が花開いて、
様々な個性が響き合いつながり合い、美しく循環していくことでしょう。
それは個人の満足をはるかに超える、
ダイナミックな生命の喜びにあふれた世界なのです。


だから太陽は、私たちに心を送り続けています。


あなたたちが美しく健康であるように

互いを想いみんなでつながって生きるように

そして世界が豊かになるように

いつも私の方を向いていなさい  ──────────


そう呼びかけているのです。


☆彡 ☆彡 ☆彡

プミポン国王の死去も宇宙の流れの中での出来事です。
その奥には、一人ひとりの目覚め、皆で共に極める道が流れています。

大切なのは天に昇り太陽に心を向け続けることです。
そこには余分な力はいらないのです(^-^)










0 コメント:

Your left Slidebar content. -->