物資的豊かさを通して心を豊かにしていく。

昨日(11月13日)はさつまいも収穫をしました。
僕は経理や管理事務を担当しているので、普段はデスクワークがほとんどをしています。
ですが、さつまいも収穫のように多くの人手が必要な時は、畑や田んぼに出ます。
みんなと一緒に農作業をする時間は豊かで、いつもその時間を楽しんでいます。

さつまいも収穫は、トラクター(芋ほり機)を使って行います。
このトラクターがスムーズに動くことが作業の効率化に繋がり、
トラクターの動きにみんなが合わせることが求められます。
そこには凜とした空気が流れます。

同じように大勢でする作業でもきび収穫などは、
一人一人がハサミや鎌を持って収穫をするため、
それぞれが自分のペースで作業を進めることが出来ます。
そこにはほのぼのとして空気が流れます。

ですが、トラクターという機械を使うことにより、
さつまいも収穫は自分でなく機械のペースに合わせることになるのです。

もしかしたら、これを機械の弊害と考える人もいるのではないかと思います。
人間が自分のペースでなく機械のペースに合わせて行動していく。
それによりほのぼのした空気が奪われていく。
そんなふうに感じる人もいるのかもしれません。

確かにそういう面もあるのかもしれません。
様々な技術によって支えられている現代社会は、
人間ではなく機械のペースで生活が進行し、それが人々の尊厳を奪っていく。
そういうふうに感じなくもありません。

ですが、木の花ファミリーのさつまいも収穫はそれとはまったく違った場となっています。
トラクターの動きにみんなが気持ちを向けることにより、心を一つにしていく。
そこに普段では見えない自分の心の動きやみんなの心の動きを見ることが出来ます。
それは自分たちの現状を表しているのですが、
昨日は、一人一人の癖が浮き彫りになりながらも
全体としてはスムーズに流れてとても良い時間となりました。

機械が人間の心を育んでくれるのです。

久しぶりのさつまいも収穫でそんなことを感じました。

トラクターに乗る晃ちゃん。皆は掘り残しの確認やビニールマルチをはがしたりしています。
午前中10時の休憩時間
掘り出されたいもといもづるです。
午後は掘り出された芋の回収と保存。子どもたちも手伝ってくれました。
富士山を背景にみんなでいもの回収です。


どんなことをするか?どんなものを取り入れるか?

そういうことを考えることも確かに大切なことでしょう。
ですが、それ以上に大切なのは、

それにどんな心で取り組むか?それがどんな心を育んでいくか?

そんなふうに心を見ていくことなのです。

産業革命以降、人類は物質的豊かさを享受するようになりました。
今、その物資的豊かさは環境問題や経済格差という形で、
人類に弊害をもたらしています。

それは物資的豊かさに心を奪われて、
心を育むことを忘れた結果なのではないでしょうか?

ですが、さつまいも収穫でトラクターが僕らの心を育んでくれたように、
物資的豊かさも心を育むことに繋がることがあるのです。
そのキーワードは、「みんなで」ということだと思います。

「みんなで」という意識で物資的豊かさを味わう時、
環境問題や経済格差などの弊害はなくなっていくのではないでしょうか?

それらの問題は個人個人が「自分の」幸せを追い求めた結果だと思うのです。

物資的豊かさを通して心を豊かにしていく。

木の花ファミリーは実際そのような場となっています。

そんな場を世界に広めたい!と思う方。是非、以下のイベントにご参加下さい。
共に豊かな未来を生きていきましょう!







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