正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらす。

ここ12ヶ月、僕は特定の人に対して「理解してもらいたい」、「関心を示してもらいたい」という気持ちを持っていました。そして、その気持ちは、相手に取り入ろうという不自然な心に繋がり、その不自然な心、芯のない態度は相手をイラつかせ、それに対して自分は不満を持ち、攻撃的になるという状態に陥ってしまいました。

僕の中には上記のような自己認識はあって、自分なりにその状況を改善しようと取り組んでいました。そのため「なかのんは、自分のことが見えていない」と言われると、「分かってもらえない」という気持ちが生じて、自己主張を始めることになりました。

ですが、僕の取り組みは功を奏していませんでした。そのため「出来ていない」「見えていない」と言われるのは当然のことなのです。

そもそも僕の心は過度に人の理解を求める不調和な状態でした。

「自己主張をし、それを跳ね除けられる」のは心の状態をそのまま表していて、相応しい現象なのだと思えました。

そして、こんな心が個人個人の不調和を生み出していて、それが今、世界で起きている戦争に繋がっていくのだなと思いました。

僕はこんな自分を超えるために意識を高いところに持っていき、それを維持しようと試みました。
そのためにブログを書くという行為を選びました。
世界に起きていることに関心を持ち、高い精神性を表現することで、自分をその方向に持っていこうとしました。

ところが、それが逆に自分を観ないことに繋がってしまいました。
例えば、人から「感情的になっていない?」というフィードバックを貰った際、
強がり?のような感情が影響し、「そんなことはない」と否定していました。

そもそも人からの言葉は自分のコントロールを超えたものです。
それは自分を広げてくれるものです。
それよりも自分の考えを優先してしまっていたのです。
これでは自分を超えることは出来ず、ずっとそのまま変わることはないでしょう。

僕はこのブログで自分を観ることの大切を訴えていながら、この状態です。

これもまた自分の現状で、それが争いの多発している世界の現状に繋がっているのです。このことをしっかり認識し超えていこうと思いました。

 広い世界観を持ち、個々の自我を超越すること

地球談話に書かれているように、その取り組みが真の平和を地球にもたらします。
自我を超えるためには、超える対象の自分をしっかりと認識する必要があります。

その際、「良い自分でありたい」という気持ちが邪魔をし、時に認識を歪めますが、
「自分」はあくまで超えていく対象です。
ならば、どんな自分でも良く、評価を気にする必要はないのです。


自分の嫌なところ、見たくないと思えるところもしっかり見つめ、超えて行こうと思いました。

正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらすのです。



話しは変わって9月3日。中国で抗日戦勝70周年記念軍事パレードが行われました。

それを観たいさどんは、「あのニュースは大きなものだよね。中国を一人の人間に例えたら、その人格はとんでもないものだよ」と話していました。

国を一人に人格に例える。

時々いさどんから話される発想ですが、あらためて面白い発想だよなと思いました。
そこでその発想で少し中国について書いてみようと思います。

沢山の問題や矛盾を抱えながら、それをないことにして、表面と取り繕い、とにかく強がり自分の主張を通していく。

今回の中国の行動はそんなふうに表現できると思いました。

いさどんは、「70年前の出来事を引っ張り出して、こんなことをしている。安倍談話も完全無視だよ。」と言っていました。

ニュースで観る限り、今、中国は大変な状態にあります。

経済成長は鈍化し、貧富の格差は拡大しています。その影響で株価は8月に暴落しました。
環境汚染はとてもひどい状況にあり、政治は腐敗し習近平国家主席は反腐敗を徹底しています。
加えて子どもの誘拐も横行し、年間20万人の子どもが行方不明となっています。
(「”わが子はどこに・・・”~中国・横行する子どもの誘拐~」を参照して下さい)。
そして8月12日に起きた天津の危険物倉庫で発生した爆発事故は、天津港を一時麻痺させ、中国経済に打撃を与えると共に、危険物質が流出し、健康被害や土壌汚染の恐れも指摘され、それに対して言論統制が行われている現状にあります。

そんな中、国威高揚のために行われたパレードと言っていいでしょう。

これは空虚な強がりとも言えて、海外からの参加した首脳は、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴(パク)大統領や国連の潘(パン)事務総長など僅かな数でした。南沙諸島での埋め立てなど周りを気にせず自分の利益を追求している結果です。

これが僕から見える中国の現状で、一人の人格に例えると・・・という答えでは、先ほどのような表現をしました。

では他の国々は立派かというと、今回のパレードへの参加、不参加もそれぞれの国の国益からの判断で、自分視点を超えていないのが現状です。そして、それはそのまま一人一人の国民の意識の現れと言えるのでしょう。

さて、このパレードを中国国民はどう見ているのでしょうか?
一つ面白い記事を見つけました。以下、中国の国語の授業のワンシーンです。


☆彡 ☆彡 ☆彡               

(中国の)国語の授業で、先生は『なんと!』という副詞を使って作文を作るように生徒に言った。
明君はクラスでも成績優秀な生徒、早速次のような文を作った。
「1949年に建国したある国は『なんと!』、建国よりも早く、1945年に戦勝国になった」

勢いにのって、更に一文を作った。
「この国は建国66周年を祝う時、『なんと!』、軍事パレードで戦勝70周年を祝うことになっている」
しかし、発表を聞いた先生は激怒し、明君を教室から追い出してしまったとか・・・。


☆彡 ☆彡 ☆彡

第二次世界大戦当時、日本軍と主に戦っていたのは蒋介石率いる国民党軍で、今の中国を支配している共産党は補助的な役割をしただけなのです。明君の言葉はそのことを皮肉った言葉と言えるでしょう。

中国国内にこのような子どもが育っていることに希望を感じます。
彼らは情報統制の中でも真実を知り、そして向き合っていくのではないでしょうか?
こういう一人一人の動きが大きなうねりとなり中国に変化が生まれるのではないかと思いました。

そう、正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらすのです。

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